Etherborn, Euclidian Skies ― 2020年03月07日
上下左右に重力の変わる立体迷路を走破するアクションパズル。
現代美術のようなアートワークに凝った作品。透き通って血管の浮いた主人公や、幾何学的でカラフルかつシュールな背景が見事です。
ゲームの目的は出口を探し迷路をひたすら走るだけ。立体的で複雑に変化する迷路を、文字通り縦横無尽に駆け抜けます。
操作はゲームパッド専用。戦闘要素は一切なくシビアなアクションもありません。
迷路の緩やかな曲面は登ることが出来、重力も主人公の立つ方向に合わせ変化。視点はカメラアングル固定式で、壁面や天井を歩くと方向感覚が大混乱します。
値段の割にボリュームはやや少なめ、(日本語訳されていますが)ストーリーもとってつけた程度。立体迷路のギミックはかなり秀逸で楽しめるので、セール時などを狙って買うのがおすすめです。
ルービックキューブのように回転する盤面上で行うチェスのようなパズル。
隣接する敵に主人公の駒を重ね、すべての敵を排除するのが目的。敵の正面に移動すると主人公が詰まれて負けです。
盤面は狭めですが、キューブのように回転することで大きく変化。盤面を操作しショートカットで敵の背後に周りこんだり、障害物を移動して敵の駒を破壊したりも出来ます。盤面上には、ワープやトラップなどの特殊ギミックもあり。
ルールはわかりやすいですが戦略はなかなか複雑。試行錯誤で1ステージに結構時間がかかり手応え十分..というより、中盤ですでに投げ出しそうなくらい難しいんですがw
盤面の回転がうまく出来なかったり、盤面の裏側が見えなかったりと操作性はやや微妙。将棋なんかが好きな人にはじっくりと楽しめると思います。
ついでに、今回の残念なゲームも紹介。
主人公と連動して動く障害物をうまく誘導し、出口への通路を確保するパズル。
パズル自体はありがちですが、グラフィックやエフェクトはなかなか凝っていて綺麗です。しかしパースのついた背景は立体感は出ますが、距離感がつかみにくくて困る。
また移動がブロック単位でないため、異様に繊細な操作が要求されます。わずかに数ドットオーバーランしたただけで最初からやり直しなんてステージもあり。
その他ステージ選択でも一々歩かされるとか、細かな箇所でストレスが溜まり中盤でゲームを投げました。
画面やギミックに凝るのは良いですが、もうすこし基本的な操作性を洗練してほしかったですね。
今日はこのへんで。
ではまた。
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