ガンプラ: MG ガンダムMk-V2021年06月01日

こんばんは。

緊急事態宣言が(予定通り?)延長されてちょっとスッキリしない毎日。
家に籠もるのもいい加減飽きますが、仕方ないのでプラモでも作りましょう。
というわけで、今日は大物ガンプラのレビュー。

MG ガンダムMk-V
ORX-013 ガンダムMk-V

ニュータイプ能力のない一般人でも運用可能な準サイコミュ兵器を初めて搭載したMS。NT研究所で開発された連邦の試作MS。
エゥーゴ指導の連邦新体制に不満を持ち武装蜂起した青年将校団「ニューディサイズ」。その討伐艦隊の切り札となるはずだったが、連邦艦隊司令の裏切りにより敵に譲渡。ニューディサイズ首魁ブレイブ・コッドの乗機として主人公の前に立ちはだかる。
後に開発データがアクシズに流出、「ドーベン・ウルフ」の原型となった。

Zガンダムの外伝的な模型誌企画「ガンダムセンチネル」登場の悪役ガンダム。
ZZガンダムに登場するドーベン・ウルフの準備稿(ジオン版ガンダム)を元にデザインされた。
誌上での暴れっぷりでそこそこ人気の機体だがプラモデル化は初。しかも手頃なHGではなく大ボリュームのMGでキット化。ガンプラマニアもびっくりだ。

プレミアムバンダイ限定、スケールは1/100。高さ25cmを超える大型キット。
MGならではの作り込まれた内部フレームや精細なディティール、広い可動範囲やギミック豊富な完成度の高いキット。お値段は高いですが納得の内容ですね。
箱絵や説明書はカラーで機体解説付き、一般販売キットと遜色ないパッケージです。

素組パチ組で製作期間は4日。パーツ数こそ多いものの部品が大きく左右共通パーツも多いため組み立ては比較的スムーズでした。

過度なアレンジを抑え設定画によく似たプロポーション。しかし細部ディティールはMGらしく精細。合わせ目もほとんど見えず、脚部の白ラインまでパーツ分けで再現されるなど外観はほぼ完璧。
センサー部は無色のクリアパーツですがシールも付属します。なので部分塗装はセンサー部などごく細部のみで済ませました。
脚のDマークは水転写デカール。脛の曲面に貼るのがちょっと面倒でした。

関節はKPS+ポリキャップ。
引き出し機構や各部装甲の大きな展開により、関節可動範囲は見た目以上に広め。
脚が大きく爪先や踵が独立可動するので自立性は高く、保持力も(今の所)良好です。
しかし巨体の上に体型が独特なのでポージングは難しいですね。
首のジョイントがやや弱く、はめ込み時に破損しました。組み立ては慎重に。

バックパックやビームキャノンはアームで接続され大きく可動、脇下からの砲撃体勢など自在に再現可能。
インコムは設定通り取り外し可能で、リード線で発射状態を再現。しかし柔らかいリード線ではピンと張った発射状態は保持できません。プラパーツとかワイヤーをつけて欲しかったですね。
ミサイルポッドはハッチ開閉可能、弾頭部は別パーツで色分け。肩の接続部は普段は隠れているなど見た目も良好です。

付属の武器はビームライフルとシールド。シールドは肘や背中にマウント可能。
手首は親指のみ可動、他の指は差し替えで平手、ライフル持ち手、サーベル持ち手を再現。別途握り拳も付属します。

以下、写真いろいろ。
MG ガンダムMk-V
正面。肩の突起と太い脚でかなりの大きさ
MG ガンダムMk-V
背面。怪獣っぽさが漂う
MG ガンダムMk-V
悪役っぽいデザインのビームライフル
MG ガンダムMk-V
脇下からビームキャノン発射
MG ガンダムMk-V
シールドを背中にマウント、ブースターに
MG ガンダムMk-V
ブースターで突撃。首はかなり動きますが角の干渉に注意
MG ガンダムMk-V
インコムでオールレンジ攻撃
MG ガンダムMk-V
インコム発射。ワイヤー中間の錘パーツも付属
MG ガンダムMk-V
ビームサーベル
MG ガンダムMk-V
サーベル二刀流。ビーム刃は太く長いです
MG ガンダムMk-V
ミサイル発射
MG ガンダムMk-V
ヒーローっぽいポーズで。脚が太いのでイマイチだなw
MG ガンダムMk-V
アップで。凶悪な顔つきが魅力


プレバン限定で値段は高く入手も面倒ですが、値段相応のボリュームと完成度。大型MSならではの迫力も抜群。
機体デザインが好きなら買って損はない良キットだと思います。

以上、MG「ガンダムMk-V」でした。

ではまた。

ガンプラ: HGBD:R ウォドムポッド2021年05月22日

こんばんは。

すっきりしない天気が続きます。出歩く時間帯を狙ったように雨が降ったり。
で、今日も懲りずにガンプラ。

HGBD:R ウォドムポッド
JMA0530-MAY ウォドムポッド

ネット配信番組「ビルドダイバーズRe:Rise」に登場、メイの愛機。
∀ガンダム登場の巨人機「ウォドム」をコンパクトにした機体。オリジナル機のような大火力は無く、異様な見た目に反しバランスの良い万能機。
長い足ならではのトリッキーな動きとメイの冷静な判断力でチームの要となる。

キットはバンダイのHGBD:R、1/144スケール。2020年発売。
素組パチ組、墨入れ+部分塗装で製作期間は2日。パーツ数が少なくサクッと組み上がります。

プロポーションは文句なし、よく似ています。
特徴的な全身のモールドや武器なども細部までよく再現されています。

色分けは一部シール、貼るだけでそこそこの仕上がり。
しかし足首周りの色分けは不十分..というより設定を間違っている感じなので要塗装。腰アーマーの裏目やスラスターの青緑も足りませんが、ここは塗装しなくてもあまり目立たないかも。
今回は足首周辺を青緑や白で修正、腰アーマーや脛、正面カメラなど一部を部分塗装。青緑は混色がうまくいかず、色味がおかしいですがまあ大目に見てw

関節はKPS。可動範囲は広め、保持力も良好。ポージングはほぼ自在です。
大半の関節は2パーツ構成で単純なため組みやすいですが、角度によってモールドがずれるのがやや気になります。
足首はあまり動きませんが、胴体が軽いので安定性は高め。飛行形態用に簡易スタンドも付属します。

胴体後部のハッチがスライド開閉しますが、内部のコックピット等は再現されていません。残念ながらスケールが違いすぎるので、モビルドールメイは収納できません。

機体左右の武器は自在に角度変更可能。砲口は要塗装です。
手首は力を抜いた表情の指先のみ、差し替え用の手首や手持ち武器などはありません。
また第二部登場の増加アーマーも付属、ウォドムポッドプラス形態を再現可能。
後部スラスターは二重ジョイントで角度変更可能です。


以下、写真など。
HGBD:R ウォドムポッド
正面。申し訳程度の手がかわいいw
HGBD:R ウォドムポッド
背面。足裏は機械むき出し
HGBD:R ウォドムポッド
側面。なかなかの美脚w
HGBD:R ウォドムポッド
飛び蹴りをかます
HGBD:R ウォドムポッド
防御態勢
HGBD:R ウォドムポッド
飛行形態
HGBD:R ウォドムポッド
飛行形態、側面より。腕を伸ばし脚を畳むだけ
HGBD:R ウォドムポッド
増加アーマー装着、ウォドムポッドプラス
HGBD:R ウォドムポッド
プラス背面。増加アーマーのスラスターは要塗装
HGBD:R ウォドムポッド
普通のMSと大きさ比較。だいたい同じくらいの大きさ
HGBD:R ウォドムポッド
モビルドールメイと比較。スケール違いすぎ、中に載せるのはまず無理
HGBD:R ウォドムポッド
アップで。瞳はパープルを塗装、中央カメラはシール


一部の色分けを除けば外観・ギミックともほぼ文句なし。大きさの割に値段も安価。
得意なデザインは好みの分かれるところですが、好きな人なら買って損のない良キットだと思います。
以上、HGBD:R「ウォドムポッド」でした。

ではまた。

ガンプラ: HGBD モビルドール サラ&メイ2021年05月20日

こんばんは。

ここんとこ中途半端な雨、そして蒸し暑い。まだ5月なのにもう梅雨か。
もう少し勢いよく降ってくれれば涼しくもなりそうなのに。

さて、今日はガンプラ..というか美少女プラモ?

HGBD モビルドール サラ&メイ
モビルドール サラ&メイ

TV「ビルドダイバーズ」シリーズのヒロイン機体。
GBNネット上で生まれた電子生命体「ELダイバー」が現実世界で行動するための特別なガンプラ、それがモビルドール。いわば生きたフィギュアw
GBNではモビルドールを乗機として使用。ELダイバーはガンプラとモビルドールを自在に使い分けできる。

HGBD モビルドール サラ
HGBD モビルドールサラ

初代「ビルドダイバーズ」のメインヒロイン、サラの機体。
サラ本人が戦闘に参加したがらないので手持ち武装は無いが、基本性能は極めて高い。GBN内では強力なバリアーとなる月光蝶を展開可能。

HGBD:R モビルドール メイ
HGBD:R モビルドールメイ

続編「Re:Rise」のチームメンバー、メイの機体。
運動神経の高いメイならではの俊敏な機体。火力は控えめだが速度を活かし変幻自在の接近戦を得意とする。


キットはバンダイのHGBD、ノンスケール。
劇中ではガンプラより小さなモビルドールですが、キットはかなり大きく高さはちょっとしたMG並。
GBN内でのモビルドール形態を再現したキットですが、アニメ顔のパーツを差し替えることでフィギュアっぽく見えます。

発売はサラが2018年、メイは2020年。どちらも放映直後ですね。
2体を並行して製作。素組パチ組、墨入れと部分塗装で製作期間は3日。

アニメフィギュアによくあるエロさは強調せず、劇中イメージ重視のプロポーション。
戦闘用のモビルドール形態なのでメカっぽいモールドやディティールが多め。顔だけアニメ版に差し替えるとちょっと違和感があるかも。

アニメ顔パーツは前髪と瞳が別パーツ。表情はサラは微笑のみですが、メイはすまし顔・微笑・叫びの3種から交換可能。
瞳は睫毛・眉毛まで一体となったシールで再現(メイには水転写デカールも付属)。目線は3種から選択式です。
しかしシールは縁が目立つので、今回は瞳の部分のみ切り出して貼り付け。睫毛・眉毛は塗装しています。
口や耳は要塗装。技術がある人は頬や前髪の塗装を工夫すると表情が引き立つと思います。

メイの下半身の緑ラインなど、身体部分は一部シールでの再現となりますがほぼ設定通りの色分け。
塗装しなくてもシールだけでそこそこの仕上がりになりますね。

細い手脚など関節はKPS。ポリキャップはごく一部のみ。
ある程度見た目優先のため可動範囲はやや狭め、figmaなどの可動フィギュアと同程度でしょうか。
サラはスカートが固定のため股関節がほとんど動かず、メイはデザイン的に腰が回りません。また長い髪が干渉するので首関節の上下動はごくわずか。なので劇中のような極端な動きのあるポージングはまず無理ですね。
関節保持力は問題なし。足首が小さいので自立はできず、簡易なスタンドが付属。

サラは顔と肩が差し替え式。肩パーツの交換は胴体をバラすため結構面倒。
スカートは二重構造で、外装を広げた飛行ポーズを再現可能。HG「∀ガンダム」用の月光蝶パーツを取り付けるジョイントが付属します。
月光蝶パーツは持っていないので、今回はクリアファイルから適当に自作してみました。手首は平手と握り拳の2種が付属。

メイは頭全体を交換。
武装として上腕にビームシールド、太腿にビームピストルを装備可能。
ビームシールドはクリアのエフェクトが付属、差し替えで展開状態を再現。
ビームピストルはグリップを展開、両手に持たせることが出来ます。
腕の先端には短めのビームサーベル刃をマウント可能。
手首は平手と握り拳兼銃持ち手の2種が付属。


以下、写真いろいろ。
HGBD モビルドール サラ&メイ
Re:Riseオープニング風に手をつなぐ。劇中と逆にサラのが若干大きい感じ
HGBD モビルドール サラ&メイ
サラはスカートが邪魔で座れず、中腰が限界
HGBD モビルドール サラ&メイ
ダッシュ
HGBD モビルドール サラ
サラ、正面より。ツルペタで華奢な感じがよく出てます
HGBD モビルドール サラ
サラ、背面。後ろ髪はメカメカしい
HGBD モビルドール サラ
バンザイ。肩は若干引き出せます
HGBD モビルドール サラ
腕を伸ばして
HGBD モビルドール サラ
両手を交差
HGBD モビルドール サラ
サラ、モビルドール形態。スカートを大きく展開
HGBD モビルドール サラ
モビルドール形態、背面。スカート内側にはメカディティールあり
HGBD モビルドール サラ
ちょっとショボいけどw月光蝶
HGBD:R モビルドール メイ
メイ、正面。表情はすまし顔
HGBD:R モビルドール メイ
メイ、背面
HGBD:R モビルドール メイ
腕を伸ばして。表情は叫び顔
HGBD:R モビルドール メイ
メイ、モビルドール形態背面
HGBD:R モビルドール メイ
ビームシールド展開
HGBD:R モビルドール メイ
2丁拳銃でのアクション
HGBD:R モビルドール メイ
ビームサーベルで突撃。顔が上を向けないのが残念
HGBD モビルドール サラ&メイ
サラ&メイ、アップで


ポージングには制限がありますが、見た目も表情もよく似ていてそれなりに可愛らしいです。価格も安いですし製作も簡単、流行りの美少女フィギュアの入門にはちょうど良いかも。
追加の表情や手首、小物などがあるとなお良かったですね。

以上、HGBD「モビルドール サラ&メイ」でした。
ではまた。

ガンプラ: HGUC キハールII2021年05月10日

こんばんは。

まだ5月だというのに暑いですね。今からこれじゃ真夏が心配。
もう蚊も出てきてるしねえ

さて、今日もガンプラ。連休中引きこもっていたので捗りましたよ。

HGUC キハールII
RX-124 ガンダムTR-6「キハールII」

アッシマー」の後継機となる、空中を単独飛行可能な可変MS。
ティターンズの次世代機、TR-6「ウーンドウォート」のバリエーションの一つで、防空任務や超大型MSインレの護衛機として計画された。
肩の熱核ジェットエンジンはMS形態でも飛行可能な推力を持ち、空中を自在に飛行しながら戦闘する「バイアラン」の役割をも担う。

模型誌の連載企画「アドバンスオブZ」に登場、TR-6のバリエーションの一つ。
キットはバンダイのHGUC、1/144スケール。プレミアムバンダイ限定、2020年発売。
以前紹介したウーンドウォートに追加パーツをセットしたキット。
いつもの素組パチ組、墨入れと部分塗装で製作期間は4日。

プロポーションは設定画によく似ており、細部のディティールもそこそこ精密。
肩のカウルと長いコーンで並の機体より大きく見えますが、胴体は小さくボリュームは通常のHG程度。
成型色は濃紺の実戦配備カラー。
しかし細部の色分けはイマイチ、肩と股間の黄色いダクト、各部センサーの赤は塗装必須。一体成型のパーツが多く、しかも成型色が濃いので塗り分けは面倒です。
プレバンのキットにありがちですが、色指定の説明やカラー画稿が一切ないのが困ったところ。この辺は本当になんとかしてほしいです>バンダイ

関節はKPS、ごく一部にポリキャップ使用。
細い手脚は関節も緩め、大きな武器やポージングの保持は厳しいです。
大きな追加パーツがガッチリ固定されているので可動範囲もごく狭め。大人しめのポーズで飾ることになるでしょう。
足が細いので自立はできず、簡易なスタンドが付属。

変形は差し替え式。
追加パーツを始め各部をばらした上で、上半身は変形用の専用パーツに交換。
各パーツが比較的軽いためか、MA形態はカッチリとまとまります。下はスカスカですが上から見ると円盤状に見えますね。
説明は特にありませんが、肩だけを円盤状にする中間形態も再現可能です。

手首は左右の握り拳兼武器持ち手、平手の2種。指先の赤は要塗装。
付属の武器は左右のビームスプレッドシールドとロングブレードライフル。
シールドはジョイントパーツで手首に通して固定。ビーム砲口の赤は要塗装。変形時には肩カウルに固定します。

手持ち武器のロングブレードライフルはウーンドウォート付属のものと同じ。ですが大きなライフルはシールドやカウルと干渉して満足に構えることも出来ず非常に邪魔。
またジョイントが付属しないため、MA形態では武器をマウントすることも出来ません。
なぜイラストの小振りなビームライフル(ヘイズルIIに付属)をつけなかったのか。この武器選択は最大の不満点ですね。

以下、写真いろいろ。
HGUC キハールII
正面。肩の大型エンジンが特徴
HGUC キハールII
背面。頭部カウルは腰から伸びるアームで固定
HGUC キハールII
側面。シールドにはメガ粒子砲内蔵
HGUC キハールII
ロングブレードライフル。
HGUC キハールII
着陸脚と股間ノーズコーンの3点保持でなんとか自立も可能
HGUC キハールII
基本的に地面に降りない空中専用機。
HGUC キハールII
先祖?のアッシマー、中身のウーンドウォートと大きさ比較。
HGUC キハールII
変形時にはパーツを分解。中にはウーンドウォートが入ってます
HGUC キハールII
MA形態に変形。カウルが円盤状に噛み合います
HGUC キハールII
MA形態、後ろから
HGUC キハールII
ライフルを股間アームに固定
HGUC キハールII
アッシマー、ウーンドウォートとMA形態で大きさ比較。
HGUC キハールII
中間形態。
HGUC キハールII
キハールII・ラー形態。ハイゼンスレイIIラーのフルドドIIを無理やりくっつけてみました
HGUC キハールII
キハールII・ラー、MA形態。
HGUC キハールII
キハールII・ラー、MA形態を後ろから。ちょっと無理があるかな
HGUC キハールII
アップで。ガンダム顔がわかるでしょうか


付属武器がブレードライフルなのが残念ですが、キットの出来はなかなか。
特異な円盤状の上半身がきちんと再現され、変形も楽しい佳作キットです。
以上、HGUC「キハールII」でした。

ではまた。

ガンプラ: HGUC Ξガンダム2021年05月01日

こんばんは。

ゴールデンウィークですね。でも外出禁止っぽい雰囲気で普通の休日みたい。
もともとインドアな私にはなんの違いもないけどw
というわけで、引きこもりには最適な?趣味、ガンプラの紹介です。

HGUC Ξガンダム
RX-105 Ξ(クスィー)ガンダム

ミノフスキーフライトにより超音速飛行する大型MS。
兄弟機ペーネロペーより後発なためミノフスキーフライトの小型化に成功、ノンオプションでの飛行が可能となった。
全身にビームバリアーを展開することで空気抵抗を軽減、自由自在に空中飛行が可能。バリアーは防御にも使用可能、空中戦では無敵の強さを誇る。

映画「閃光のハサウェイ」の主人公機。
太ましい巨体に全身の突起、胸にも顔があるなど怪獣的なデザインが際立つ機体。
大きさも値段も並のMG以上、かなりの迫力です。

キットはバンダイのHGUC、1/144スケール。2021年発売。
素組パチ組、墨入れと部分塗装で製作期間は4日。細かなパーツは少ないですが、パーツ数はそれなりに多く作りごたえがあります。

プロポーションは設定画に似て良好、特に凶悪な顔つきはよく再現されています。
色分けはそこそこ、細部のシールを貼れば無塗装でもだいたい問題なし。要塗装箇所はバーニア内部とシールドぐらいですね。
やや面倒ですが、胸と顔の墨入れをすると見た目がグッと引き締まります。

関節はKPS、ポリキャップは無し。
巨体ですがペーネロペーのような大型アーマーはなく、意外と人間型のコンパクトな体型。可動範囲は見た目の割に広く、一部の突起が干渉するものの慎重に動かせばよく動きます。
肩周りは大型アーマーで制限されますが、極端なポージングでなければ問題なし。
関節保持力は概ね良好ですが、上腕や股関節は重量に負けがち。長時間の保持は厳しいかも。
足首が大きいので安定性はそこそこ、少し前傾させればきちんと自立します。

肩アーマーと足首を展開、背中の翼のジョイントを差し替えれば高速飛行形態に変形。
簡単な変形なのでプロポーションは良好。ロック機構はないですが体勢が崩れたりはなく安定しています。
飛行形態でのディスプレイにはスタンド必須。大きな機体なのでMG用のアクションベースが必要ですね。

付属の武器はビームライフル、サーベル2本、シールド。
ライフルはきっちり色分け、見た目は文句なしです。
シールドは周囲のグレーの塗装が必要。専用ジョイントで肘にマウント、回転や位置調整が可能です。
サーベルは両刃で、ビーム刃は長短の2種が付属。
凶悪に尖った大きな手首は左右の握り拳、平手、右のみ銃持ち手が付属。武器はガッチリホールド可能。
平手はディティールは良いものの小さな肉抜き穴があり。今回はシールと塗装で簡単に穴を塞ぎました。

以下、写真など。
HGUC Ξガンダム
正面。どうやってもガンダムには見えませんねw
HGUC Ξガンダム
背面。背中の主翼は回転や角度変更可能。
HGUC Ξガンダム
ビームライフル
HGUC Ξガンダム
ビームサーベル。刃は両刃式
HGUC Ξガンダム
立膝もできる。下半身はよく動きます
HGUC Ξガンダム
両手を広げる。胸にも顔のような意匠
HGUC Ξガンダム
飛行形態。肩アーマーと主翼を平面状に展開
HGUC Ξガンダム
飛行形態、背面より
HGUC Ξガンダム
大きさ比較。左からジェガン19m、ペーネロペー32m、Ξガンダム26m、メッサー23m、 ギラ・ドーガ20m
HGUC Ξガンダム
ペーネロペーとの怪獣大決戦
HGUC Ξガンダム
サーベルで切り結ぶ。意外と大きさに差がある
HGUC Ξガンダム
アップで。ガンダムらしからぬ変な顔


主人公機らしからぬ凶悪なデザインをよく再現した迫力のあるキット。見た目の割に動かしやすくいじってて楽しいです。
完成度は文句なしですが、値段はちょっと高めかな。
以上、HGUC「Ξガンダム」でした。

ではまた。