2024年面白かったゲーム・継続プレイ編 ― 2024年12月30日
こんばんは。
今日はゲームビューも最後。最新作ではないですが、去年・一昨年から繰り返し遊んでいる大ハマリしたゲームを紹介します。長く遊んだ感想とか従来作との比較とか、いつもちょっと違う視点で書いてみました。
自動車をひたすら修理するシミュレータ。顧客の修理依頼を受けたり、ジャンクの車を安く購入して整備し転売して金儲けする。
ユーザMODにより新たな車種がどんどん増え続けるため常に新鮮な気持ちでプレイできる。私は付属のエディタで車を改造しWORKSHOPに多数アップロードして楽しんでいる。
しかし発売から3年が経過し、さすがに皆飽きてきたようだ。まだ前作ほどユーザMODが増えてないが登録ペースは明らかに鈍っており、DLCも出なくなった。Discordでもユーザ数が減っているのがわかる。
そろそろ次バージョンのアナウンスが欲しいところだ。
ハック&スラッシュRPGのシリーズ最新作。前作の50年後、復活した魔王の娘リリスと人間たちとの戦いを描く。悪魔に蹂躙された血なまぐさい世界で、怪物たちをひたすら狩り続けキャラを極限まで鍛え上げる。
従来のアイソメトリックの画面構成を踏襲、グラフィックは綺麗になったが動作は軽快。ネット接続必須の広大なオープンワールドには他のプレイヤーが無数にいるが、パーティー向けの特別なコンテンツ以外は基本的にシングルプレイ中心。コンソール機のユーザとのクロスプレイも可能になった。料金は今まで通りパッケージさえ購入すれば追加料金は不要。従来のマウスのほかパッドでもプレイ可能。
吹き替え音声も含め完全日本語対応だが、アイテムやスキルも日本語のため海外攻略サイトの記事がわかりにくくなったのがやや難点。
今年は初のDLC「憎悪の器」もリリースされ、本編の後日談となる新たなシナリオと新キャラクラス「スピリットボーン」が追加された。DLCのストーリーは途中で終わっているので、さらなる続編のリリースが期待される。まだタイトルの魔王Diablo登場してないしねw
発売当初はバランスが高難度に設定され爽快感に欠けており、エンドコンテンツまで到達するのが難しかった。しかしシーズン毎にバランスは上方修正され、現在ではどのクラスでも(きちんとしたビルドなら)気軽に遊べるようになっている。
アクティブユーザの数も発売当初から減少した感じはなく、いつプレイしても多くのプレイヤーが遊んでいる。
前作に比べアイテム収集やスキル構成が面倒でビルド構成が難しく、やりこむには時間がかかる。しかし飽きずに長時間遊べるのはさすが老舗の大作といったところ。
私は1シーズンおきにプレイ、現在は5人目のキャラがほぼ完成したところ。時間がかかるので次のシーズンはパスし、大幅なバランス調整が入ったらまた再開したいと思う。
傷んだゴミ屋敷をリフォームするシミュレータ弾、以前紹介したハウスフリッパーのシリーズ第2弾。アメリカの人気番組Flip&Frop(BSでの邦題はミラクル住宅リフォーム)を再現できるシム。
前作と比べると改造できる箇所が増加。間取りの変更が自在で家具の色・素材が変えられるのでより自分好みに改築可能となった。ただし未だDLCが出ていないため、家具のバリエーションはまだ少なくプールや小屋などの大型家具も使えない。
強力なサンドボックスエディタが付属し自由に新たな家を製作できるようになった。Mod.ioからユーザ作成の多数の豪邸をDLできるが、Steam WORKSHOPをサポートしていないのでMOD導入が若干面倒な点が残念。
日本語訳はほぼ問題なし。画面はFPS視点で精細さは前作と同程度、大幅な改善はなかったが動作はより軽快になった。極端に大きな家ではやや動作が重いの注意。
既存の家の大幅改築が面白く、基本マップの数十軒の家を大胆にリフォームして楽しんでいる。今後はDLCによるさらなる機能拡張に期待したい。
高圧洗浄機で汚れを洗い流すシミュレータ。自動車や家に始まり巨大な遊園地や宇宙船までハンディ洗浄機だけでひたすら洗い続ける。
画面はFPS視点、意外とマップは大きく高低差も多い。汚れはくっきりと見やすく、細かな汚れをハイライトする機能もあり。泥汚れや落書きのこびりく物体は巨大で、梯子や足場を使って隅々まで汚れを洗い流す。
動作は軽快、徐々に洗い流される汚れを無心に眺め続けるのはなかなか癒やされる。日本語訳も完璧だが作業中のメッセージは読み飛ばしがち。
セーブ機能にバグが有り、クリア済みのマップが未クリアにされてしまう現象が稀にあるので注意。
他のゲームや映画とのコラボを積極的に行い、定期的にDLCがリリースされるのでマップ数はかなり多め。積極的にのめり込むようなゲームではないが新たなDLCが出るとついつい遊んでしまう。今後もDLCの展開に期待したい。
手作業で船を解体するシミュレータ。ハンマー片手にたった一人で巨大な船を分解し屑鉄に変えて生計を立てる。
画面はFPS視点、高精細ではないが錆やオイルの匂いを感じる雰囲気がよくでている。前作では何度も船と家を往復する面倒だったゲームシステムは大幅に改善され、今作はひたすら解体のみに集中できるようになった。巨大な船を徐々に削っていく工程にはカタルシスを感じる。
日本語は機械翻訳だが意味は理解できる。ストーリーや気のきいた台詞は一切ないので問題はないだろう。
本編には大小さまざまな船が十数隻あり、DLCでは超大型客船や潜水艦などいくつもの特殊な船が追加される。小さな船なら1時間ほど、DLCの巨大な船は解体に10時間以上かかる。単純作業だがのめり込みやすく、いつのまにか結構な時間がすぎている。
何度も繰り返すようなゲームではないが、新たにDLCが出るたびに再開して遊んでいる。細かなバグが結構多いのがやや気になる点。いずれパッチで解決されるがDLC発売直後は注意。
多様なデバイスを駆使して立体的な迷宮を突破するパズルアドベンチャー。以前紹介したThe Talos Principleの続編。
新たな文明を築き始めたロボット達の前に出現する神を名乗る存在。その謎を探るため世界各地に出現した巨大迷宮に挑む。
前作と同じFPS視点のパズル。ビームを操作するマーカーなど迷宮内に隠されたデバイスを設置して謎を解く。前作で面倒だったタレットやレコーダーは廃止され、かわりに重力動作など新たなデバイスがいくつも追加。より軽快に複雑なパズルが楽しめるようになった。
舞台は自然に溢れた広大なオープンワールド、登場人物も膨大。パズルだけでなく探索や会話も必須となりゲームは大幅にスケールアップしまさしくパズルの大作となった。グラッフィクは高精細になり前作より重め、自然と科学が融合した広大な世界は見ごたえ十分。日本語訳も完璧で哲学やSFテイストあふれるストーリーも興味深い
パズルの難易度はさほど高くなくサクサクと進むが、それでもクリアに30時間はかかるだろう。
今年リリースされたDLC「Road to Elysium」には3つの追加シナリオを収録。
「オルフェウス昇天」はビームの組み合わせに特化したパズル集で探索要素はない。数学パズルみたいな感じで私的にはあまり面白くなかった。
「祝福の島」は後日談に当たる正統派拡張マップ。南国の島を探索し広大なパズルに挑む。難易度は本編よりやや高め、新たな探索を心ゆくまで楽しめる。
「深淵と真実」は探索要素ないが背景は幻想的で面白い。今までの集大成とも言える高難度で大胆なパズルが多く、謎解きを十二分に楽しめる。
今年最後の投稿、ゲームレビューはこれにて終了です。
ではみなさま、良いお年を。
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