ガンプラ:MG サザビー&シナンジュ2014年02月17日

こんばんは。

東京でまたも大雪。今年は多いですね。
金曜日は医者に行く日だったのですが、寒いしバスは遅れるし散々な目に。
さすがに病院は空いてましたけどねw

今日もガンプラネタ。久々の大物です。
劇場版「逆襲のシャア」より「サザビー」です。
一緒に、「ガンダムUC」から「シナンジュ」も紹介。
サザビー&シナンジュ
赤い彗星の乗機たちです。


MSN-04「サザビー」Ver.Ka
サザビー Ver.Ka
劇場版「逆襲のシャア」に登場、「赤い彗星」シャアの最後の乗機。
ファンネルを備えたニュータイプ専用MS。
重MSならではの高火力と重装甲、そして巨体に似合わぬ敏捷さを兼ね備える高性能機。劇中ではアムロのνガンダムと一騎打ちを繰り広げました。

キットはバンダイのMG、1/100スケール。
カトキハジメ氏監修のVer.Kaシリーズ。以前紹介した「νガンダムVer.Ka」と同じく、よりリアルっぽく見せるためのアレンジと全身のマーキングが特徴。
外装は複雑に色分けされ、所々に内部の機械が露出。全身に追加されたパネルラインとマーキングで精密さが演出されています。
さらに装甲の一部が展開し、内部フレームや隠されていたバーニアが露出するギミックを搭載。この機構のためにパーツ数が異様に多く、作り応えバッチリ。

いつもの素組パチ組ですが、パーツ数が多いのとマーキングが面倒だったので手間がかかり、製作期間は6日。

巨体の重量感と細部の精密なディティールが絶妙に組み合わされ、プロポーションは大変格好良いです。ただし劇中の設定画とは形やバランスが結構違います。
赤い外装は濃淡3色に色分け。巨体でも単調さが目立たず良いアクセントになりますが、劇中イメージとは大きく違うので賛否の分かれるところでしょう。

関節は柔らかいプラ素材とポリキャップの組み合わせ、保持力は高め。
可動範囲は巨体にしては広いですが、太い手脚や大きなアーマーが干渉するので極端なポージングは出来ません。
手は指先まで完全可動、武器の保持も完璧。ただ太い手首が干渉するため武器の取り回しは窮屈です。

装甲の展開ギミックは胸、肩、腰アーマー、手脚など。
装甲の一部がスライドして内部の銀色のフレームが露出、隠れていたバーニア等が見えるようになります。
展開する範囲は小さく、また派手な色もついてないため全身のシルエットはほとんど変わりません。

背中のファンネルコンテナは2重のハッチが展開、ファンネルの分離が可能。ファンネルは設定通り翼を広げることができます。
モノアイは左右に可動、さらに別売りのLEDユニットで光らせることも可能。
頭部ハッチは展開しますが、中のコックピットは再現されていません。かわりに透明パーツで再現された球形コックピットカプセルが付属。中にはシャアが鎮座、νガンダムの手に持たせれば劇中のアクシズを押し返すシーンが再現できますw

付属の武器はシールド、ビームショットライフル、ビームサーベル、ビームトマホーク、それに劇中未使用のロングライフル。
トマホークはシールド裏に収納可能で、ビーム刃は長短2種類付属。左右に分離し、角度を変えて接続することでビームナギナタにもなります。
ロングライフルは劇場公開当時、一部イラストで紹介されていたもの。長くてかなりの迫力があります。

キットの色分けは遠目にはほぼ完璧、足りないのはモノアイのクリアグリーンぐらい。
ただし装甲表面に追加された機械類のモールドや内部に隠されたバーニアなど、目立たない部分で色の足りないところも結構あり。なので機械部を中心に細部の修正を行っています。

全身のマーキングは水転写デカールが付属していますが、剥がれるのが嫌なので別キットの余りシールを流用して再現しました。ちょっとおかしな部分もありますが、遠目にはわからないので良しとしますw
肩や脚、ファンネルのラインは部分塗装で再現(もちろん、デカールは付属しています)しました。
マーキング箇所はとにかく膨大、シール貼りにえらい手間がかかりましたw

劇中のイメージとは違和感があるものの、とにかく精密さと迫力に満ちたキット。現時点では最高のガンプラの一つ。
作るのは手間ですが、納得の完成度だと思います。
本気でガンプラを楽しみたい人にオススメ。

以下、写真いろいろ。
サザビー Ver.Ka
背面。
サザビー Ver.Ka
装甲を展開。
サザビー Ver.Ka
展開状態、背面。腰のスカートなど内部の機械が露出
サザビー Ver.Ka
ショットライフル&シールド。
サザビー Ver.Ka
ロングライフル。かなりの長さです
サザビー Ver.Ka
サーベル。劇中ではビームは黄色でしたが、キットは緑色です
サザビー Ver.Ka
トマホークを展開してビームナギナタに
サザビー Ver.Ka
ファンネル。劇中では活躍はいまいちだったw
サザビー Ver.Ka
展開状態、下から。露出した隠しバーニアがすごいことに
サザビー Ver.Ka
胸部アップ。


MSN-06S「シナンジュ」Ver.Ka
シナンジュ Ver.Ka
OVA「機動戦士ガンダムUC」に登場、「シャアの再来」フル・フロンタルの乗機。
機体各部にサイコフレームを用いたニュータイプ専用の実験機で、この機体のデータを元に後のユニコーンガンダムが開発されています。いわばユニコーンの兄弟機。
アナハイム社が開発し連邦軍に納入されるはずの機体でしたが、袖付きに奪取されフル・フロンタル専用機として改造されたとか。
劇中では「赤い彗星」の名に恥じぬ、鬼神の強さを見せます。

キットはバンダイのMG、1/100スケール。発売は2008年。
いつものように素組パチ組で製作。
上のサザビーと同じくカトキハジメ氏監修のVer.Kaシリーズで、大量のマーキングシールが付属します。

元々シナンジュはカトキ氏デザインなので、プロポーションにアレンジはなく劇中そのまま。
ぱっと見ジオン風ながら、顔やプロポーションはどこかガンダムっぽいスマートさがある独特のデザインを見事に再現しています。
全身のエングレービングの金色のラインはシールで再現。
キットには水転写デカールとホイルシールの2種類が付属しますが、今回はホイルシールの金のラインだけを切り出して貼り付けました。かなり面倒でしたw

関節はABSとポリキャップの組み合わせ。
可動範囲、保持力ともに高めで、どんなポージングも自在です。
背中の翼のようなバーニアは、上下のカバーの開閉と連動してノズルが伸縮。付け根はフレキシブルに動き角度変更も自在です。
脚の外側のバーニアは独立可動し、上下方向に回転可能。また脹脛の隠しバーニアも展開可能です。

手首は指の第2関節までが可動する方式。
ダボ穴はあるものの武器の保持力は弱く、大きなライフルをまともに支えることが出来ません。このキットの最大の弱点です。

付属武器は長いビームライフル、ビームサーベル、ビームトマホーク、シールド。
サーベルは腕カバーに収納したままでもビーム刃を展開可能。
トマホークはサザビー同様シールド裏に収納可能で、ビーム刃は長短2種類付属。ビームナギナタにすることもできます。
ライフルにはスコープやグレネードを取付けることも出来る他、小説のオマケのバズーカの取り付けも可能です。

色分けはモノアイのクリアグリーン以外はほぼ完璧。なので部分塗装はごく細部の修正のみです。
機体各部のバーニアは黄色い成型色ですが、小説の挿絵のように金色で仕上げたい場合は塗装必須。アニメのイメージなら黄色いままでOKですね。
全身のマーキングはドライデカールが付属しますが、今回は白ラインなど目立つものだけを貼り付けました。
指定通りに全部を貼り付けるには、相当な手間が必要ですw

目立つギミックこそありませんが弱点もない、値段相応な完成度の高いキット。設定画によく似ていますし、文句のつけようのない良キットです。
MGの「シナンジュ」は紹介したVer.Kaの他に、無印のいわゆるアニメ版も出ています。
アニメ版には全身のマーキングシールは付属しませんが、かわりに専用バズーカが同梱されています。

以下、写真も色々。
シナンジュ Ver.Ka
背面。背中のバーニアがなかなかの迫力
シナンジュ Ver.Ka
ライフル&シールド。ライフルにはグレネード、スコープをセット
シナンジュ Ver.Ka
狙撃。劇中ではクールな射撃を連発
シナンジュ Ver.Ka
サーベル。
シナンジュ Ver.Ka
シールド裏のビームトマホークを展開。さらにサーベルを腕から。
シナンジュ Ver.Ka
バーニアを全開。脹脛外側のバーニアは回転します。
シナンジュ Ver.Ka
胸部アップ。どことなく顔つきがガンダムっぽいです。


以上、MG「サザビー」&「シナンジュ」Ver.Kaでした。
ではまた