ガンプラ:PG ガンダムMk-II2014年09月17日

こんばんは。

ちょっと秋らしくなってきました。
まだ昼間は暑いですが、朝晩はだいぶ過ごしやすいです。
冷房も要らなくなって、プラモ作りも捗るわ。

さて、本日は大物ガンプラ。
パーフェクトグレード「ガンダムMk-II」です。
PG ガンダムMk-II
「機動戦士Zガンダム」前半の主人公機。
ティターンズのシンボルとして開発された、伝説の名機「ガンダム」の正当な後継機。
人間並みの動きを可能とする内骨格機構「ムーバブル・フレーム」を本格導入した初の第2世代MS。内部構造こそ画期的ですが、装甲材などは旧来のままで性能は目標に達せず、量産は見送られました。
物語冒頭の訓練中に墜落、挙句の果てに民間人カミーユに機体を奪われてしまいます。小競り合いの末、エゥーゴの機体としてアーガマに配備されることに。
その後、エゥーゴのエース機としてZ、ZZと2作品続けて活躍します。

キットはバンダイのPG、1/60スケール。
白いエゥーゴカラーと、黒いティターンズカラーの2種類がリリースされていますが、今回作ったのは黒い方です。友人から譲ってもらったので、頑張って作ってみました。
ついでに紹介する白い方は、だいぶ昔に作ったので仕上げが雑な上に汚れもひどいです。

キット紹介の前に、バンダイのガンプラのグレードについて説明。
バンダイのガンプラは、小さい方からHG<MG<PGとおおまかに3種に分かれます。

HG(ハイグレード)は1/144スケール。
大きさは10cm強、手の平サイズで値段もだいたい2,000円以下とお手頃。
毎月新製品が数種リリースされ、種類は最も多くコレクション性にも優れます。
外観は劇中のイメージを正確に再現。大まかな色分けはありますが、細部は省略されることも多いです。
ただし内部構造は再現されず、変形機構も差し替え式だったりと、あくまで外観だけを追求。ほとんどの関節が可動しますが、極端な可動や指先の可動はありません。
作りやすく、見た目も劇中に近い入門キットといった感じです。

MG(マスターグレード)は1/100スケール。
大きさは20cm前後、お値段は5,000円超も珍しくありません。
だいたい毎月1個程度リリース。ただし色変えキットなども多く、リリースは主人公機などに偏る傾向があります。
外観は劇中重視ですが、格好良さを追求し細部の機械的表現など「リアル寄り」なアレンジがされることも多いです。色分けもほぼ完璧。
内部は可動フレームの上に外装をかぶせる構造が主流。
劇中の変形機構は原則として完全再現。関節可動は全関節、可動範囲もかなり大きく極端なポージングも自在。指先の可動やコックピット開閉も再現されています。
パーツは細かく構造も複雑ですが、作り甲斐のある充実したキットです。

PG(パーフェクトグレード)は1/60スケール。
バンダイの持てる技術を結集したいわば「究極のガンプラ」
大きさは30cm以上、内部がぎっしり詰まっているので見た目以上に重量もあります。
お値段は1万~2万円と高価、リリースは数年に一度。
外観は劇中重視でアレンジは抑えめ。ただし中身は可動フレームを完全再現、フレーム自体も実際の機械のような意匠に凝ったもの。
色分けも完璧、内部のフレームまで色分けされる徹底ぶり。
もちろん指先まで全関節可動、可動範囲も非常に広いです。変形合体などのギミックも完全再現。
パーツ数も異常に多く、まるでパズルを組んでいるような気分になりますw
作りごたえ、完成度、ついでにお値段も最高峰のキットです。

その他にもいくつかグレードがありますが、主流はこの3つ。


今回紹介するキットは最高グレードPGの1つ、「ガンダムMk-II」です。
発売は2001年とかなり古めなので、若干設計に古臭さを感じる部分もありますが、全体的にはさすがPGと言うべき完成度です。
製作期間は1周間。もちろん素組パチ組。
部分塗装はほとんど必要なかったものの、とにかくパーツ数が多くただ組むだけでも時間がかかります。

外観はプロポーション、色分けともに完璧。
何しろ劇場版「新約Zガンダム」はこのキットをモデルに描画したそうですからw
外部だけでなく内部フレームも成型色で2色に色分け、関節部のシリンダーはメッキ処理、動力パイプ類は金属チェーンと、細部も隙はありません。
外装のエッジは丸く、モールド表現も抑えめですが、アンテナなど必要なところはシャープなのでダルさはありません。

本体の色分けはほぼ完璧ですが、肩のクリアパーツは透明なのでクリアグリーンに塗装。また、付属のバズーカのセンサー部、バルカンポッドの赤い丸部分は要塗装。
今回は武器など細部を部分塗装で修正しています。

関節はABS+ポリキャップ、一部ビス締め。
内部フレームは全身が厚めのABS製、塗装する方は要注意です。
強度確保のため、各パーツのハメ込みがキツ目の上、各部をビス締めで補強。間違ってパーツを組むと分解が困難なので、組み立ては慎重に。
可動範囲はかなり広く、関節強度も高め。大抵のポージングは自在です。
ただし各部が重いため、ポージングはゆっくり慎重に行いましょう。

このキットだけでなくPG共通の欠点として、意外と倒れやすい点があります。キットが非常に重いため、足首関節の強度が重量に耐えられないのです。
(関節強度も接地性も十分高いんですけどね)
このサイズのキットだと対応するスタンドもありません。長時間ポーズを保持する際は、何かで支えるなどの工夫が必要です。

PGならではのギミックとして、外装の各部を点検ハッチのように展開することができます。さらに外装を取り外し、内部フレームを楽しむことも出来ます。
関節の動きに連動して各部シリンダーやジョイントが可動するのが面白いです。
外装の可動部にはポリキャップが使用されているので開閉は自在。

手首は半組み立て式の各指をはめていく方式。指先まで全関節可動、自在な表情がつけられます。
武器の保持はダボ穴と可動式のピンでがっちり固定されます。
眼と額、さらにコックピット内部がLEDで発光。

付属の武器はシールド、ビームライフル、ハイパーバズーカ、バルカンポッド、ビームサーベル2本。
シールドは伸縮機構がありますが、腕との接続部が大きすぎてちょっと格好悪いです。
なので少し改造、伸縮機構を省略するかわりに厚みを大幅に減らしました。
写真では白カラーがキット標準のシールド、黒カラーは改造したシールドです。シールド接続部がだいぶスッキリしたのがわかるでしょうか。

ライフル、バズーカはグリップやセンサーなど各部が可動、カートリッジも取り外せます。
バズーカは腰後ろに、ライフルとバズーカのマガジンは腰の脇に、ライフルのカートリッジはシールド裏にマウント可能です。
ヘッドホン型のバルカンポッドは左右のジョイントがグネグネと可動。


以下、写真いろいろ。
PG ガンダムMk-II
正面から。ティターンズカラーの「黒いガンダム」
PG ガンダムMk-II
背面。バックパックや膝裏の動力パイプは金属チェーン。
PG ガンダムMk-II
ハッチオープン。主人公らしい、白いエゥーゴカラーです。
PG ガンダムMk-II
中の人。各関節にシリンダーやパイプなどがぎっしり。
PG ガンダムMk-II
ビームライフル。肩関節は少し引き出せます。頭にはバルカンポッド。
PG ガンダムMk-II
ビームライフル&シールド。シールド裏面はスッキリ。
PG ガンダムMk-II
ハイパーバズーカ。無改造のシールドは、接続部が分厚いです。
PG ガンダムMk-II
ビームサーベル。刀身はかなり長め。
PG ガンダムMk-II
腰に武器をマウント。
PG ガンダムMk-II
白&黒、カラー比較。
PG ガンダムMk-II
大きさ比較。左からHG<MG<PGです。
PG ガンダムMk-II
LED点灯。わかりにくいですが、コックピット内部も光ります。
PG ガンダムMk-II
迫力の立ち姿。


古いキットですが、完成度や内部構造はさすが最高グレードと納得の内容。
意外と細かなパーツが多く、個々のパーツだけ見てもどこの部品だか見当もつかないパズル状態。十分すぎる組応えです。
作業量が膨大で疲れますが、完成の充足感も高い大物キットです。

以上、PG「ガンダムMk-II」でした。
ではまた。

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