Caliper2017年03月04日

こんばんは。

今日は超マイナーなゲーム紹介。
立体倉庫番パズル「Caliper」です。 
Caliper
開発は東欧のDima Kiva、価格は98円の小品です。
Steamでのレビューは僅か2件、掲示板もガラガラの超マイナータイトル。傑作ではないですが、埋もれてしまうには惜しいので取り上げてみました。

ゲーム内容はありそうで(ほとんど)無かった、倉庫番の3D版。
ブロックを蹴って動かし、所定の場所まで移動させるだけの単純なゲームです。

ブロックが平面に並べられただけの倉庫番と違い、Caliperでは立体に積み上がっています。
主人公は後ろからブロックを蹴り、または腕で押して1マスずつ移動させます。

ステージは海に浮かぶ小さな島。3Dならではのステージ構成で高低差は激しく、高い位置のブロックを押すため足場を築いたり、ジャンプを駆使したりと工夫が必要。足場からはみ出したブロックは落下しますし、海に落とせば当然沈んでしまいます。

ブロックもただの四角い塊だけでなく、どこまでも滑っていく氷のブロック、炎や冷気を出すブロックなど種類豊富。それぞれの特質を理解し、ギミックを最大限活用しないとクリアは出来ません。
狭く段差の激しいスペースの中、少ないブロックをいかに有効活用するかがゲームの肝ですね。

グラフィックはコミカルで見やすく、動作はごく軽め。
パズル部分はよく考えられていて、時間制限やタイミング勝負もないのでじっくりと試行錯誤するのが楽しいです。
ステージ数は30と少ないものの難易度はなかなか高め。私は全ステージクリアに15時間かかりました(ステージ数については将来追加されるかもしれません)

Caliper
ゲームの短所は操作性の悪さ。
実際、パズルの手詰まりよりも操作ミスでの落下死のほうが多いぐらいです。

パズルを解くには4方向移動+上下へのジャンプができれば十分、できれば1マス単位での移動が理想なのですが..
なぜかゲームの操作はアナログ型。ステージの向きに関係なく、パッドを押した方向に移動する方式です。

視点変更は右アナログパッドまたはマウスで自由自在。というか視点を変えないと高低差や立体交差などが把握できません。
移動は画面視点が基準なので、足場に沿ってまっすぐ歩きたくても角度が少しズレるだけで斜め移動に。真っ直ぐ歩くだけでも気を使います。
さらに移動にはわずかに慣性もつくようで、オーバーランとかも頻繁に発生。階段を降りようとして勢い余って海にドボンとかもよく起きます。

キーボード+マウスならオーバーランは少なくなりますが、今度は勢い付けてのジャンプが難しくなります。
シークレット扱いの星などはジャンプを駆使しないと穫れないので一長一短。またマウスでの視点変更は融通がきかないのも困りモノです。

とりあえずスクリーンショットなど。
Caliper
地味なタイトル画面。
Caliper

Caliper

Caliper
ステージ選択。主人公キャラの見た目は3種、どれもオッサンw
Caliper
上から見るとオーソドックスな倉庫番。
Caliper
ブロックは上段・下段と個別に移動可能。段差を超えるための重要テクニックです。
Caliper
高くそびえ立つ氷のブロック。頂上には隠しボーナス?の星が。
Caliper
ブロックの段差を活かし、高い塀をよじ登ります。
Caliper
行く手を遮る炎のブロック。
Caliper
高低差の激しい立体的なステージ。操作ミスに注意。
Caliper
多様なブロックを駆使して謎をときます。


操作性の悪さを除けば、文句なく楽しめるパズル。このまま埋もれてしまうには惜しい佳作です。

以上、立体倉庫番「Caliper」でした。
ではまた。

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