ゲーム紹介: 2025年6月 その1 ― 2025年07月06日
こんばんは。今年もクソ暑いですね。気力が減退します。
安価な短編ウォーキングシミュレータのシリーズ。
自然にあふれる島や山を背景に、朽ちかけた小屋や幻想的な遺跡が点在する小道をひたすら歩くだけ。アクションやパズルなどのゲーム的な要素はほとんどない。一見オープンワールド風だが見えない壁や行けない場所が多く実質的には一本道。
日本語訳はなし、英文のナレーションは多いが字幕すらない場面も多くストーリーの把握は困難。どの作品も2時間前後であっけなく終わる。雰囲気を楽しむ作品だろう。
小さな島を山頂目指して歩く、シリーズ第一弾。2015年発売。適当な自動生成ソフトで作ったような不自然な背景、すぐにコースアウトしそうな狭い小道を延々と歩かされるなど完成度は稚拙。ナレーションが多めだが字幕はなし。
2016年発売、広大な山を山頂目指して歩く。SF要素のあるストーリーで、ルート分岐で2種のマルチエンディングとなる。道が無駄に長く、ナレーションは多いがあいかわらず字幕はない。
背景はだいぶ自然になったがレンズフレアなど視界のエフェクトが変なのが残念。
2017年発売、過去の記憶をたどりながら森や海岸を歩く。背景は美しく自然になり、ナレーションに字幕も入りこの時点でやっと水準のウォーキングシムとなった。
軽度のジャンプスケアや過去の記憶のフラッシュバックなど演出は凝っている。ただしストーリーは一本道、2時間程度で終了する。
2018年発売、歩きながら群島に隠された秘密を探る。軽度のホラー表現を含む光と闇の表現が美しく、見た目だけならw一流のウォーキングシム。
あいかわらず一本道の短いゲームだが、ストーリーは章立てで字幕も入るので遊びやすくなった。ナレーションは控えめになりより雰囲気に浸れる。
2024年発売、絵の中の様々な世界を歩くウォーキングシム。短いステージ制となり、変化に富んだ多数の幻想的な世界が楽しめる。
一本道であることに変わりはないが、狐が誘導してくれたりちょっとした隠しメッセージがあるなど飽きさせないよう工夫は感じる。ナレーションは最低限になり没入感が増した。
マンションの部屋に隠れた猫を探すアイテム探しゲーム。以前紹介したDevcat社の最新作で、一作目によく似た小さなビルが舞台。
背景は手書き、部屋ごとに音楽・筋トレ・ホラー・レトロゲームなど様々なテーマで統一されている。映画やアニメ、他のゲームのパロディが多めで楽しい。
ヒントは使い放題で難易度は低め、気軽に楽しめる。ステージ数は30以上、各部屋毎にミニゲームもあってなかなかのボリューム。日本語訳もほぼ完璧。クリアには3時間かかった。
猫への深い愛情を感じる、パロディの楽しい猫探しゲームの傑作。
ブラジルのリオを舞台にしたNukearts社の猫探しゲーム。巨大建造物と雑多で賑やかな人々が手書きで描かれる。前作のようなストーリー仕立ての大作ではなく、今作はシンプルな猫探しのみで全8面。
猫を見つけた場所には色がつきカラフル、猫に近づくと鳴き声あり、ヒントは制限付きなどシステムは従来と同じ。リラックスして気軽に楽しもう。
ブロックを押して道を切り開きながら広大なマップを探索する倉庫番パズルアドベンチャー。
昔懐かしいドット絵で描かれる南海の島々は変化に富みカラフル。様々な性質を持つブロックやステージギミックを駆使して複雑な迷路を突破する。
複雑なステージは何十画面にも及び、画面端に到達すると切り替わるゼルダ方式。島々の間は亀に乗って移動可能。バリエーション豊かな島は全部で数百画面にも及ぶ広大さ。アイテムを集めることで主人公が徐々にパワーアップするメトロイドヴァニア要素もあり、隠された秘宝を求め同じマップを何度も往復することになる。
日本語訳は完璧だが背景説明や台詞は一切なし。時々起こるイベントやストーリーの解釈はプレイヤーに委ねられる。
パズルはなかなかの高難度、複雑なギミックを理解して無駄のない動きをする必要あり。操作を巻き戻すアンドゥ機能もパズルに組み込まれる複雑さ。アクション要素はないのでじっくりと試行錯誤できる。画面のあらゆる場所にパズルや秘密が隠され、1ステージに数十分かかることもざら。私は18時間プレイしているがまだゲームの中盤程度だと思われる。クリアは無理かも..
じっくりと試行錯誤できる手応えあるパズルと冒険を求める人におすすめ。
とりあえず今日はここまで。ではまた。
ゲーム紹介: 2025年6月 その2 ― 2025年07月07日
こんばんは。
キノコに侵食された世界を冒険するアクションアドベンチャー。
ゲームシステムはFPS方式、色鮮やかなファンタジー世界がローポリで描かれる。動作は軽快、主人公の移動速度もかなり速いのでオーバーランに注意。
戦闘はおまけ程度、手がかりを求め世界を探索するのがメイン。マップは広くはないが複雑な構造、全体マップやガイドはないため道に迷いやすい。ダンジョンは簡単なパズルやトラップ避けのアクションが中心。謎解きやアクションの難易度は低く、任意にセーブも可能なので詰まることはない。
戦闘は剣での接近戦と遠距離の拳銃の使い分け。敵はすべてキノコ、数は少なくリスポーンはしない。銃弾は貴重なので剣戟がメインだが敵の動きは意外と機敏。一体ずつ慎重に倒していこう。経験値の概念はなく敵がアイテムを落とすこともない。
日本語訳はないが英文は簡単なものばかりだしNPCとの会話もない。重要ヒントはイラスト付きでジャーナルに保存される親切設計。結構道に迷ったが5時間弱でクリアできた。
背景は絵本のような明るい雰囲気だが、冒険は孤独に淡々と進む。難易度は低めなのでお手軽に冒険を楽しみたい人におすすめ。
ひたすら弓矢で的を射るだけの無料クリッカー。色調を抑えたドット絵の画面が特徴。
マウスを連打しなくても操作可能で、パワーアップのテンポが速く爽快。自動化されサクサクと強化されていくのは見てて楽しく、シンプルながら止め時が難しい。
1時間ほどでクリア可能とボリュームは少ないが、リラックスしながら十二分に遊べる。
ステージ上に方向転換やジャンプなどのパネルを配置し、自動車をゴールまで誘導するパズル。主人公はウサギの郵便配達、マップ上に散らばる手紙を回収してゴールの家に送り届ける。
アイソメトリックに描かれたカラフルなステージは見やすく、デフォルメされたチョロQみたいな車もかわいい。ステージは小さくルールは簡単で誰にでもとっつきやすい。
日本語訳はほぼ完璧。ストーリーらしきものは特にない。
序盤はサクサクと進むが後半はなかなかの難易度。ステージは全100面。最短及び最長手順でクリアするとボーナスがあるので、実績全回収には実質2週以上することになる。終盤は攻略サイトのお世話になりながら、クリアには8時間かかった。
見た目はかわいらしいがなかなか本格的なパズル。1ステージは短いので、毎日少しずづ遊ぶのが良いかも。
写真を撮りながら母との思い出を追憶するパズルアドベンチャー。
手書きのステージは移動はできないが360度見回すことが可能。部屋を見回してミニパズルを解きアイテムを集め、過去の風景を写真で再現する。
回想シーンはシームレスなジャパニメーションが流れる。日本語訳の吹き替えもほぼ完璧で、幼少の物悲しい記憶が少しづつ再現されていく。
パズルや謎解きの難易度は低めだがアイテム探しにはやや手こずった。全7ステージでクリアには5時間かかった。劇的な展開やホラー表現などは一切なし、謎解きよりもゆっくりとした雰囲気や心温まるストーリーを楽しむゲームだろう。
レーザーを反射させゴールを目指す、FPS視点のポータル系パズル。事故が発生し操作不能となった宇宙船、唯一の生存者である主人公は操縦席を目指す。
運搬可能なキューブを配置し、ステージを横切るレーザーを反射・分岐させてセンサーに照射する。数種あるキューブの性質や通過可能なフォースフィールドの切り替えなどを考えながら全てのセンサーを作動させゴールを目指す。
グラフィックは硬く精細さに欠けるが宇宙船内の雰囲気はよく出ている。日本語訳は機械翻訳だが意味はわかる。ジャーナルなどの状況説明は長いが読まなくても攻略に支障はない。
わずかな衝撃でキューブがずれるなど操作や物理演算にはやや難あり、繊細な操作が必要。ジャンプアクションはあるがシビアなタイミングや戦闘などはない。パズルの難易度はやや低めといったところ。
しかしあまりにボリューム不足。クリアには1時間強、やっとチュートリアル要素も終わりかと思ったら唐突にエンディングとなってしまった。
パズルはそこそこ面白いし雰囲気も良いがあまりに短く物足りない。日本の定価はふざけたおま値だが海外では極端に安価。しょっちゅうセールやバンドルの対象となるので興味があれば海外サイトでの購入をおすすめ。
ではまた。
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