Unmechanical & Bob Came in Pieces ― 2012年11月22日
こんばんは。
レトロ?ゲームやインディーズゲームが充実しているGOG.comで、ちょっとお得なセール始まりました。
評価の高いインディーズゲームを5本まとめて$10で買えるセール。
「Alan Wake's Americhan Nightmare」「Botanicula」「Torchlight」「Trine」など、定番ですがかなり遊べるタイトルが揃ってます。
(他のセールでも良く出てくるタイトルが多いですがw)
私もさっそく5本購入しました。
その中の一つをご紹介します。
ロボットを操り、迷宮を脱出するパズルゲーム。
主人公のロボットは頭にプロペラがあり、自在に空を飛べます。ですが能力は物を持ち上げるだけ。
岩を運んでスイッチを操作したり、体当たりでレバーや扉を動かしたりして先に進みます。
ゲーム中に敵などは出ず、戦闘要素は一切ありません。また即死するようなトラップも時間制限もありません。
マップ上の仕掛けを駆使して出口を探し出す、純粋なパズルゲームです。
謎解きはひねった物もありますが、派手な画面の割に素直で地味めな仕掛けが多く難易度は低め。タイミングのシビアなところもありますが、何度かリトライすればクリアできます。
迷宮は広大で似たような景色も多いですが、扉などで行動できるエリアが分断されているので迷うことは無く、セーブポイントも多いので手軽に遊べます。
私は詰まったところはほんの数カ所、後はサクサク進みました。
クリア時間は約5時間、ちょっとボリューム不足な感じです。倍ぐらい広くてもよかったかな。隠しアイテムなどのやりこみ要素がないのも残念なところ。
ゲームの背景説明やテキスト・台詞は一切なく、これといったストーリーも無いですが、人類亡き後のロボット世界というような独特な雰囲気が良い感じです。
Unrealエンジンで描画されるグラフィックは、凄いというレベルではないもののなかなか美麗。洞窟の中なので色合いがちょっと地味めですが、目的のオブジェクトや進行方向がわかりやすいです。
操作はごくシンプル、方向キーとマウスクリックのみ。物理エンジンを使用しているようですが、変な慣性がつくようなこともなく操作性も抜群です。
物理エンジンを使ったパズルの問題点として、オブジェクトがスタックしたり明後日の方向に動いて手詰まりになる事があります。このゲームでも稀に手詰まりが発生しますが、セーブポイントが多いので苦になることはないでしょう。
ゲームのボリューム短すぎるのが残念ですが、手軽に遊べる佳作だと思います。
以下に画面など。独特の雰囲気が伝わるでしょうか。
ここで最大の問題点を一つ。
このゲーム、過去に出た Bob Came in Pieces というゲームとやってる事がほとんど同じです。
詳しくは後述しますが、Bobは同じくマイナーなインディーズゲームでリリースは2年前。そこそこ評価はされましたが話題作という訳でもありません。
堂々とパクるとは考えにくいので、Bobを知らないメーカーが偶然同じようなゲームを作ってしまっただけだと思いますが..
完成度においてはUnmechanicalのが上ですが、純粋にパズルとして見るとBobの方が遊び応えがあったりw
という訳でBobの方も、特にUnmechanicalとの比較も含め簡単に紹介。
思わぬ事故により無人の惑星に墜落してしまった宇宙船。帰るためには、惑星中に散らばったパーツを集めて宇宙船を修理しなければなりません。
という感じで、宇宙船を強化しつつ、迷宮に散らばったパーツを集めてまわります。
このゲームの特徴、そしてUnmechanicalとの最大の相違点は自機の宇宙船をパワーアップしていく所。
これが宇宙船の改造画面。
宇宙船にはエンジンやトラクタービームなどを取り付けるコネクタが何ヶ所かあり、ゲーム中に見つけたパーツを取り付けて少しずつ強化していきます。各パーツはアームを介して角度を変えたり、複数のパーツを同時に取り付けたりできます。
初期状態の宇宙船は満足に移動もできず、先に進む改造が必須です。宇宙船の改造はゲーム中に随時行えるので、状況に応じパーツを組み替えが必要になります。
例えば、重いオブジェクトを運んだり加速が必要な時にはエンジンを増やしたり、細い穴の奥にあるオブジェクトを操作するためアームを伸ばしたりなど。
操作キーも組み合わせるパーツに合せ、その都度変える必要があります。ちょいと分かりにくい、キーボードOnly(またはゲームパッド)で十分操作できます。
ゲームはステージクリア式。
各ステージは短いですがパズルはかなり複雑。物理エンジンによるパズルなので手詰まりになることも多く、何度も試行錯誤が必要です。
パーツの組み替えで宇宙船のバランスや速度が変わり、物理エンジンによる慣性や重力の影響も加わるため操作もシビア。難易度は高すぎるわけではないですが、そこそこ手ごたえがあると思います。
ステージは本編14個+特別ステージが十数個。
私はクリアまで9時間。隠しアイテムは全部見つけましたが、実績や特別ステージなどは無視しています。
実績を全部解除するまでやりこめば相当な時間がかかるでしょう。
グラフィックは3Dですが、粘土細工のようにデフォルメされたコミカルな画面。やや単純すぎる感じもしますが、明るくて見やすいです。
ストーリーは幕間に簡単なテキストが入るだけで無いような物w
画面や演出は地味ですが、パズルの仕掛けは派手でダイナミック。反面、微細でシビアな操作が要求されたり、わずかな角度の違いで手詰まりが起きるなどストレスフルな場面も多いです。
その分クリアすると気持ちよく、なかなか遊べる佳作です。
演出や見た目はしょぼいですが、遊び応えの点ではUnmechanicalよりコチラが上です。
以下、画面などを少し。
明日からはSteamで大規模セールが始まります。
また、年末商戦に向けて多くのDL販売サイトでセールが予定されているようです。
今年は例年より話題作の本数は減った感じですが、それでも欲しいタイトルはたくさんあります。
安いからって買いすぎないよう注意しなきゃw
ではまた
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