プラモ:ZOE「アヌビス」2014年09月05日

こんばんは。

すこし涼しくなってきましたね。
おかげで寝苦しさもなくなりました。このまま秋になってくれないかのう。

さて、本日のプラモ。
PS2のゲーム「ZOE」より「アヌビス」です。
アヌビス
PS2のロボットシューティングアクション「ANUBIS ZONE OF ENDERS」などに登場するオービタルフレーム。
ゲームのラスボス的存在で、他のオービタルフレームとは一線を画する超高性能機。シリーズの主人公機「ジェフティ」と同時に開発された、兄弟機に当たります。
まあ私はゲームを見たことすら無いので、詳しいことはわかりませんがw

キットはコトブキヤ製、ノンスケール。大きさはガンプラのMGシリーズと同じぐらい。
素組パチ組で製作期間は5日。

名前通り、エジプト神話の人身犬面の冥府の神をモチーフとしたデザイン。彫刻のような流麗なボディラインと、6枚の大きな翼が目を引くプロポーション。
イラスト等によく似ており、外見は文句なしの出来だと思います。
全身のモールドなど細部もシャープ。

組み立てはハメ込み式。ただし細かなパーツが多いので、接着剤も用意したほうがいいでしょう。
このキットに限らず、コトブキヤの最近のキットはパーツの精度がかなり高め。個々のパーツがカッチリとハマり、組んでて気持ちいいです。
挟み込みのため合わせ目が出る箇所は多いのですが、合わせ目消しなど特に処理しなくても隙間があまり目立たちません。

成型色は黒・茶・白・金の4色。
フレーム部分はパール仕上げ。光沢はあるものの光を反射しないので、金色というより薄茶色って感じです。
色分けはほぼ完璧。要塗装箇所は肩アーマーと脹脛ダクトの金色部分、腕のフィンの黒部分になります。

全身に走る赤いエナジーラインはモールドで再現。
このラインは墨入れと同じ要領で赤い塗料を流し込みました。モールドは深めで作業自体は難しくはないですが、何しろ作業箇所が膨大。
今回の製作期間のうち、半分程度はエナジーラインの処理にかかった時間です。
発行状態を再現しないのなら塗装は不要ですが、赤く光ったラインで見た目はだいぶ変わります。手間をかけても塗装する価値はあると思います。

関節はABS+ポリキャップ。
多重関節や引き出し機構などが多用され可動箇所はかなり多いですが、干渉も多いため可動範囲は標準程度。極端なポーズでなければ問題無いと思います。
関節保持力は標準的、ポージングの維持は問題なし。
ただし肩や股間など一部にポロリしやすい箇所あり。可動の際は慎重に。

デザイン的に自立はできないので、ロゴ入りの専用スタンドが付属。
スタンドのアームはクリック入りで角度が自在に変更可能、なかなか使いやすいです。
ですがスタンドと本体の接続がゆるめ、機体姿勢の保持にはやや問題あり。
足先には着陸装置の展開ギミックがありますが、これを使っても自立は無理ですw

背部の6枚の翼は本体とは独立したデザイン。
翼は専用スタンドで支えることになります。
翼は引き出し式で大きく展開。透明パーツのスタンド接続部は差し替え式で角度変更可能、翼を大きく広げた状態でディスプレイ出来ます。
翼を広げるとかなりの迫力、場所も結構取りますw
専用スタンド接続部は円周上に本体を囲むような半円型と、横一列に平行に並んだ直線型の2種が付属。

身長より長い尻尾はワイヤ入りのケーブル。形状は自在に変更出来ます。
ただし尻尾の付け根はポロリしやすくイライラします。瞬間接着剤などで固定したほうが良いかも。

付属の武器は長槍「ウエスロッド」のみ。
指のないデザインなので、ロッドは透明なジョイントパーツを介して接続。ロッドをしっかり保持でき、ある程度の角度変更も可能です。
組み立てミスで透明パーツを破損したので、適当な余りパーツでジョイントを自作。ちょっと見た目が悪くなってしまいました。

以下、写真いろいろ。
アヌビス
本体、正面より。彫像のようにも見える独特のボディライン。
アヌビス
本体背面。尻尾はケーブル製。
アヌビス
翼をたたんだ状態。
アヌビス
翼を展開。
アヌビス
翼を後ろから。横だけでなく後ろにも場所を取ります。
アヌビス
翼を直線上に並べ飛行。股間のトンガリはコックピットです。
アヌビス
長槍ウエスロッド。
アヌビス
腕を上げる。肩アーマーが干渉するので動かしにくい。
アヌビス
爪先の着陸装置を展開。膝は逆関節です。
アヌビス
頭部アップ。全身に赤いエナジーラインが走ります。


外見はほぼ完璧、パーツ分けやなどにも工夫が感じられます。
クオリティとしては一昔前のMG程度。バンダイ以外のメーカーでこれだけの完成度を持つキットは珍しいと思います。
しかし関節部など一部に詰めの甘い部分もあり。惜しいです。
ボリュームを考えれば値段は現在のMGより安いくらい、なかなかの佳作だと思います。

以上、「アヌビス」でした。
ではまた。

ガンプラ:PG ガンダムMk-II2014年09月17日

こんばんは。

ちょっと秋らしくなってきました。
まだ昼間は暑いですが、朝晩はだいぶ過ごしやすいです。
冷房も要らなくなって、プラモ作りも捗るわ。

さて、本日は大物ガンプラ。
パーフェクトグレード「ガンダムMk-II」です。
PG ガンダムMk-II
「機動戦士Zガンダム」前半の主人公機。
ティターンズのシンボルとして開発された、伝説の名機「ガンダム」の正当な後継機。
人間並みの動きを可能とする内骨格機構「ムーバブル・フレーム」を本格導入した初の第2世代MS。内部構造こそ画期的ですが、装甲材などは旧来のままで性能は目標に達せず、量産は見送られました。
物語冒頭の訓練中に墜落、挙句の果てに民間人カミーユに機体を奪われてしまいます。小競り合いの末、エゥーゴの機体としてアーガマに配備されることに。
その後、エゥーゴのエース機としてZ、ZZと2作品続けて活躍します。

キットはバンダイのPG、1/60スケール。
白いエゥーゴカラーと、黒いティターンズカラーの2種類がリリースされていますが、今回作ったのは黒い方です。友人から譲ってもらったので、頑張って作ってみました。
ついでに紹介する白い方は、だいぶ昔に作ったので仕上げが雑な上に汚れもひどいです。

キット紹介の前に、バンダイのガンプラのグレードについて説明。
バンダイのガンプラは、小さい方からHG<MG<PGとおおまかに3種に分かれます。

HG(ハイグレード)は1/144スケール。
大きさは10cm強、手の平サイズで値段もだいたい2,000円以下とお手頃。
毎月新製品が数種リリースされ、種類は最も多くコレクション性にも優れます。
外観は劇中のイメージを正確に再現。大まかな色分けはありますが、細部は省略されることも多いです。
ただし内部構造は再現されず、変形機構も差し替え式だったりと、あくまで外観だけを追求。ほとんどの関節が可動しますが、極端な可動や指先の可動はありません。
作りやすく、見た目も劇中に近い入門キットといった感じです。

MG(マスターグレード)は1/100スケール。
大きさは20cm前後、お値段は5,000円超も珍しくありません。
だいたい毎月1個程度リリース。ただし色変えキットなども多く、リリースは主人公機などに偏る傾向があります。
外観は劇中重視ですが、格好良さを追求し細部の機械的表現など「リアル寄り」なアレンジがされることも多いです。色分けもほぼ完璧。
内部は可動フレームの上に外装をかぶせる構造が主流。
劇中の変形機構は原則として完全再現。関節可動は全関節、可動範囲もかなり大きく極端なポージングも自在。指先の可動やコックピット開閉も再現されています。
パーツは細かく構造も複雑ですが、作り甲斐のある充実したキットです。

PG(パーフェクトグレード)は1/60スケール。
バンダイの持てる技術を結集したいわば「究極のガンプラ」
大きさは30cm以上、内部がぎっしり詰まっているので見た目以上に重量もあります。
お値段は1万~2万円と高価、リリースは数年に一度。
外観は劇中重視でアレンジは抑えめ。ただし中身は可動フレームを完全再現、フレーム自体も実際の機械のような意匠に凝ったもの。
色分けも完璧、内部のフレームまで色分けされる徹底ぶり。
もちろん指先まで全関節可動、可動範囲も非常に広いです。変形合体などのギミックも完全再現。
パーツ数も異常に多く、まるでパズルを組んでいるような気分になりますw
作りごたえ、完成度、ついでにお値段も最高峰のキットです。

その他にもいくつかグレードがありますが、主流はこの3つ。


今回紹介するキットは最高グレードPGの1つ、「ガンダムMk-II」です。
発売は2001年とかなり古めなので、若干設計に古臭さを感じる部分もありますが、全体的にはさすがPGと言うべき完成度です。
製作期間は1周間。もちろん素組パチ組。
部分塗装はほとんど必要なかったものの、とにかくパーツ数が多くただ組むだけでも時間がかかります。

外観はプロポーション、色分けともに完璧。
何しろ劇場版「新約Zガンダム」はこのキットをモデルに描画したそうですからw
外部だけでなく内部フレームも成型色で2色に色分け、関節部のシリンダーはメッキ処理、動力パイプ類は金属チェーンと、細部も隙はありません。
外装のエッジは丸く、モールド表現も抑えめですが、アンテナなど必要なところはシャープなのでダルさはありません。

本体の色分けはほぼ完璧ですが、肩のクリアパーツは透明なのでクリアグリーンに塗装。また、付属のバズーカのセンサー部、バルカンポッドの赤い丸部分は要塗装。
今回は武器など細部を部分塗装で修正しています。

関節はABS+ポリキャップ、一部ビス締め。
内部フレームは全身が厚めのABS製、塗装する方は要注意です。
強度確保のため、各パーツのハメ込みがキツ目の上、各部をビス締めで補強。間違ってパーツを組むと分解が困難なので、組み立ては慎重に。
可動範囲はかなり広く、関節強度も高め。大抵のポージングは自在です。
ただし各部が重いため、ポージングはゆっくり慎重に行いましょう。

このキットだけでなくPG共通の欠点として、意外と倒れやすい点があります。キットが非常に重いため、足首関節の強度が重量に耐えられないのです。
(関節強度も接地性も十分高いんですけどね)
このサイズのキットだと対応するスタンドもありません。長時間ポーズを保持する際は、何かで支えるなどの工夫が必要です。

PGならではのギミックとして、外装の各部を点検ハッチのように展開することができます。さらに外装を取り外し、内部フレームを楽しむことも出来ます。
関節の動きに連動して各部シリンダーやジョイントが可動するのが面白いです。
外装の可動部にはポリキャップが使用されているので開閉は自在。

手首は半組み立て式の各指をはめていく方式。指先まで全関節可動、自在な表情がつけられます。
武器の保持はダボ穴と可動式のピンでがっちり固定されます。
眼と額、さらにコックピット内部がLEDで発光。

付属の武器はシールド、ビームライフル、ハイパーバズーカ、バルカンポッド、ビームサーベル2本。
シールドは伸縮機構がありますが、腕との接続部が大きすぎてちょっと格好悪いです。
なので少し改造、伸縮機構を省略するかわりに厚みを大幅に減らしました。
写真では白カラーがキット標準のシールド、黒カラーは改造したシールドです。シールド接続部がだいぶスッキリしたのがわかるでしょうか。

ライフル、バズーカはグリップやセンサーなど各部が可動、カートリッジも取り外せます。
バズーカは腰後ろに、ライフルとバズーカのマガジンは腰の脇に、ライフルのカートリッジはシールド裏にマウント可能です。
ヘッドホン型のバルカンポッドは左右のジョイントがグネグネと可動。


以下、写真いろいろ。
PG ガンダムMk-II
正面から。ティターンズカラーの「黒いガンダム」
PG ガンダムMk-II
背面。バックパックや膝裏の動力パイプは金属チェーン。
PG ガンダムMk-II
ハッチオープン。主人公らしい、白いエゥーゴカラーです。
PG ガンダムMk-II
中の人。各関節にシリンダーやパイプなどがぎっしり。
PG ガンダムMk-II
ビームライフル。肩関節は少し引き出せます。頭にはバルカンポッド。
PG ガンダムMk-II
ビームライフル&シールド。シールド裏面はスッキリ。
PG ガンダムMk-II
ハイパーバズーカ。無改造のシールドは、接続部が分厚いです。
PG ガンダムMk-II
ビームサーベル。刀身はかなり長め。
PG ガンダムMk-II
腰に武器をマウント。
PG ガンダムMk-II
白&黒、カラー比較。
PG ガンダムMk-II
大きさ比較。左からHG<MG<PGです。
PG ガンダムMk-II
LED点灯。わかりにくいですが、コックピット内部も光ります。
PG ガンダムMk-II
迫力の立ち姿。


古いキットですが、完成度や内部構造はさすが最高グレードと納得の内容。
意外と細かなパーツが多く、個々のパーツだけ見てもどこの部品だか見当もつかないパズル状態。十分すぎる組応えです。
作業量が膨大で疲れますが、完成の充足感も高い大物キットです。

以上、PG「ガンダムMk-II」でした。
ではまた。

ガンプラ:MG Hi-νガンダム Ver.Ka+HWS2014年09月28日

こんばんは。

だいぶ涼しくなってきました。
朝晩の冷え込みでちょいと風邪気味。

さて、本日のガンプラ。
MG「Hi-νガンダム」Ver.Ka&プレバン限定「HWS拡張セット」です。

RX-93-ν2「Hi-νガンダム」
MG Hi-νガンダム ver.Ka
小説版「逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」に登場、アムロの駆る主人公機。
「ベルトーチカ・チルドレン」は劇場版「逆襲のシャア」の初期シナリオを基にした富野由悠季氏の小説。大筋は劇場版と同じですが、登場人物やMSの設定は違いが多いです。
この「Hi-νガンダム」は、劇場版の「νガンダム」に当たる機体になります。

機体設定としては劇場版同様、アムロのニュータイプ能力を最大限に活かしつつ、白兵戦用MS「ガンダム」としての基礎を抑えた万能機。
ノーマルのνガンダムとの違いは、フィン・ファンネルの再充填が可能なファンネル・ラックを備えていること、機動力・火力が若干向上している点など。
νガンダムを試作型とするなら、Hi-νは完成型といった感じでしょうか。

キットはバンダイのMG、1/100スケール。
メカデザイナーカトキハジメ氏によるこだわりの徹底アレンジが施された「ver.Ka」シリーズです。
Hi-νのデザインは出渕裕氏ですが、もともと映像作品ではないため公式設定画稿は存在せず、オリジナルと言えるのは小説発表当時の挿絵1枚のみ。
その後何度かイラストやキット化されましたが、出るたびにデザイン・プロポーションが異なり、「正解」と言える画稿はないようです。MGでも2007年にキット化されましたが、その時のデザインはかなり細身でスマート、色は明るい水色基調でした。
今回のVer.Kaのデザインでは、小説版の挿絵に近いマッシブなプロポーションでキット化。ただし細部はカトキ氏ならではのリアル寄りアレンジになっています。

さらに今回のキット化にあたり、νガンダムのバリエーション装備HWS(へビーウェポンシステム)拡張セットが同時発売。
HWSは本来ノーマルのνガンダムに装着する追加装備ですが、カトキハジメ氏がHi-ν用にデザインをアレンジしています。
MG Hi-νガンダム ver.Ka +HWS
今回は本体とHWSを同時製作、素組パチ組で製作期間は6日。
パーツ点数が結構多く、ただ組むだけでも従来のMGより手間。さらにVer.Kaならではの全身のシール貼りに結構時間を取られました。

外観は小説版準拠、脚が太くどっしりした体型。ですが上半身は小顔でスマート、主人公機ならではの格好良さもきちんと出ています。
大きめのバックパックや武器類のため迫力も十分。本体の身長は少し大きめのMG程度ですが、バックパックを含めるとかなりの場所を取ります。
プロポーションは文句なく格好良いのですが、同スケールのノーマル「νガンダム」と並べると体型が大きく違い違和感があります。プロポーションとしてはどちらも正解ですが、イラストと映像の描き方の違いが出てしまいますね。

リアルさにこだわったVer.Kaシリーズなので、細部のディティールは文句なし。
さらに外装の各パーツはアンダーゲート処理されており、ランナーの切り出し跡がほとんど出ません。
パーツ分けも合理的、合わせ目もほとんど見えないので、無塗装でも安心の素晴らしい出来です。

(写真ではうまく出ませんが)成型色は白とやや濃い目の紫のツートン。珍しい色合いですが、なかなか落ち着いた風格のある感じです。
MGだけあって、本体の色分けは完璧。無塗装でも見栄えは文句なしです。
唯一の要塗装箇所は背中のフィン・ファンネル。ここはロボットには珍しいぼかし塗装のストライプですが、成型色は白一色。
ぼかしの再現には付属のデカールを貼るかエアブラシによる吹き付け塗装が必須ですが、私はどちらも出来ないのでwぼかし無し、境目くっきりの普通の筆塗りで済ませました。あまり格好良くはないですが、無塗装よりはマシになったと思います。
その他アレンジでシールドの縁を紫、膝や腰、HWSの一部を薄いグレーで塗装。
後は眼の縁取りやバーニア内部、腕のガトリング砲など細部を部分塗装で修正。

Ver.Ka特有の全身のマーキングには大量の水転写デカールが付属。
貼るのが面倒なので、付属のデカールは目立つ箇所だけを仕様。
残りの細かなマーキングは他のキットのシールやドライデカールを流用、お手軽に済ませました(それでもかなり時間かかりましたが)

関節は粘りのあるプラ素材とポリキャップの組み合わせ。
手脚の可動範囲は広いですが、大きめの武器やアーマーと干渉しやすく極端なポージングにはやや難あり。
重いバックパックを支えるためか、腰の可動範囲は最低限です。
関節保持力は高めですが、HWSの巨大な武器を支えるには力不足。HWSは大人しめのポーズでディスプレイしましょう。
背中のバックパックやファンネルラックの接続部はちょっと緩め、取り扱いに注意です。

接地性は高いですが、バックパックが重いため自立は無理。
なのでアムロのAマークを模した専用スタンドが付属。スタンドは台座を外し、支柱のみを支え棒として使うことも出来ます。
スタンドには自在に動くアームを接続、フィン・ファンネル分離状態も再現可能。
ファンネルを展開するととんでもなく場所を取りますw

眼は別売りのLEDユニットで発行可能。
手首は半組み立て済みで、指先全てが自在に可動するエモーション・マニピュレータSPを使用。表情付けは自在。
フィン・ファンネルは全て分離し、稼動状態への変形が可能。
背中のファンネルラックとスタビライザーはわずかに角度変更可能。
ファンネルの接続部は縦横に可動し、翼を広げるような演出ができます。
右腕にはガトリング砲、左腕とファンネルラック上部にはビームサーベルを収納。
肩、腰、脹脛の装甲の一部が可動し、隠しバーニアを展開可能。

本体に付属の武器はシールド、ビームライフル、ニュー・ハイパーバズーカ、サーベル6本。
バズーカは伸縮可能で、バックパックに取り付けも可能。
サーベルは6本ですがビーム刀身は2本分しか付属しません。
武器と手首の両方に接続ピンがあるので、武器はしっかり保持出来ます。

HWSは胸・腰・脹脛に取付ける追加装甲と、巨大なハイパー・メガライフル、ハイ・メガシールドの組み合わせ。
追加装甲は本体にしっかりフィットし、簡単にポロリすることはありません。本体のHWS接続部は普段は装甲内に隠れるよう工夫されています。
胸部装甲はカバーの展開が可能、内蔵ミサイル発射状態を再現。
腰アーマー裏側には折りたたみ式の隠し腕があり、先端にビームサーベルを装備可能。腰アーマーは本体との干渉が激しく、下半身のポージングはかなり制限されます。
脹脛アーマーは側面が大きく開き、内部の隠しバーニアを展開可能。

HWSにも本体と同じシールド、ビームライフル、ハイパーバズーカが付属。
ライフルは追加パーツを取り付けることで大型のハイパー・メガライフルに換装。
シールドは追加装甲を取り付けハイ・メガシールドに換装。シールド用追加装甲は側面を展開し、背中に取付けることでウェポンラックにもなります。
大きな武器は迫力ありますが非常に重く、肩関節が重量に負けるので派手なポージングは厳しいです。

本体の定価は7,000円。ノーマルνガンダムと同じ値段ですが、ボリュームがある分Hi-νの方がお得感があります。
問題はHWS拡張セット。これはバンダイ直営のネット販売「プレミアムバンダイ」限定商品で、事前予約が必要。
定価こそ2,800円と一見安価ですが、値引きは一切なし、さらに送料が別途かかるので実質3,500円以上。送料込みで3割4割引が当たり前の一般商品と比べるとかなり割高です。
値段の割にボリュームも少なく、予約受付期間は短め、さらに予約注文してから届くまで2ヶ月以上。実際の売値は本体とほぼ同じ、内容的には本体よりはるかに割高。
こういう商品は一般販売か、少々高くなっても本体に同梱して欲しかったですね。

以下、写真いろいろ。
MG Hi-νガンダム ver.Ka
正面。手脚が太く重量感あるプロポーション
MG Hi-νガンダム ver.Ka
背面。翼のようなフィン・ファンネルと長いプロペラントタンクが目を引く
MG Hi-νガンダム ver.Ka
ビームライフル。
MG Hi-νガンダム ver.Ka
ニュー・ハイパー・バズーカ。砲身は伸縮します
MG Hi-νガンダム ver.Ka
右腕にガトリング砲、左腕にビームサーベルを内蔵。
MG Hi-νガンダム ver.Ka
フィン・ファンネル展開。
MG Hi-νガンダム ver.Ka
青いビームサーベル。
MG Hi-νガンダム ver.Ka +HWS
ヘビーウェポンシステム装備。武器大きすぎ
MG Hi-νガンダム ver.Ka +HWS
ハイメガ・シールド。ぶっとい連装メガ粒子砲が目立つ
MG Hi-νガンダム ver.Ka +HWS
胸部ミサイル&隠し腕。
MG Hi-νガンダム ver.Ka +HWS
HWS第2形態。肩と脹脛の隠しバーニアを展開
MG Hi-νガンダム ver.Ka +HWS
第2形態、背面。背中のシールド&バズーカがすごい迫力。脹脛バーニアも展開
MG Hi-νガンダム ver.Ka +HWS
ハイパー・メガ・ライフルを構えて突撃。
MG Hi-νガンダム ver.Ka
胸部アップ。別売りのLEDユニットで瞳が発光


太くマッシブなプロポーションは(私のような)オールドファンには嬉しいところ。
バックパックや武器などごく一部に若干の強度不足を感じるものの、全体的なクオリティは文句なしの良キット。
Hi-νガンダムのキットの決定版と言ってもいいでしょう。
HWSが同梱されなかったのが唯一の不満点ですね。

以上、MG「Hi-νガンダム」Ver.Ka+「HWS拡張セット」でした。
ではまた。