ゲーム紹介: 2025年9月 ― 2025年10月01日
こんばんは。
スタートレックの最新作、ストレンジニュー・ワールドの第3シーズンが完結したのでWOWOWを1ヶ月だけ契約して一気見。一話完結方式で重い話と明るい話が交互に流れる構成、危機を機転で乗り切る王道の展開であいかわらず楽しかった。
ついでにセクション31も見たが、これはちょっと...ミッシェル・ヨーは格好良いが、中身は宇宙艦隊が一切出てこない凡庸なアクション映画でした。
では、先月面白かったゲームのレビューです。
言わずとしれた国民的RPGドラゴンクエストのナンバリング最新作。伝説の勇者の生まれ変わりである主人公と仲間たちの冒険を描く。2017年発売当初はPCは海外のみの「おま国」状態、2020年の完全版11SでやっとPC日本語版が発売された。
画面はTPS視点の3Dと昔ながらのトップビューの2Dの切り替えが可能、私は3Dでプレイした。頭身は高いがコミカルな鳥山明氏のキャラ・モンスターがヌルヌルと動き、高精細ではないがバラエティ豊かな背景とマッチしてなかなか見応えがある。
描画オプションは少なめだが操作系はかなりのカスタマイズが可能、ジョイパッド必須で動作は軽快。アクション要素はなし、丁寧なチュートリアルがあるのでシステムはとっつきやすい。
システムは良くも悪くも典型的なJRPG。何をやるにもアニメーションやエフェクトがあり戦闘や探索にはかなりの時間がかかる。イベントシーンも長め、キリのいいところでセーブすると2~3時間は必要。私はTrainerを使って時短プレイ(経験値4倍、鍛冶の材料集めをスキップ)したが、それでも最初のエンディングまで60時間、追加シナリオクリアには90時間かかった。
ストーリーはご都合主義だが暗さはなく、キャラの言動も嫌味は一切なく見てて気持ち良い。次々にイベントが発生するのでダレることなくプレイできた。クリア後の追加シナリオも話は蛇足だが攻略は最後まで楽しめる。
時間がかかりすぎるので社会人にはキツいが、内容は掛け値無しに楽しい傑作。さすが国民的RPGといったところ。ゲームの終了がタイトル画面からできないのだけが不満点w
古都イスタンブールを舞台にした猫探しゲーム。
ゲームシステムはNukearts社の従来作と同じ。部分的にアニメーションし、猫をすべて発見した建物はカラーになるなどヴィジュアルが楽しい。絵は細かくヒントは有限だが猫に近づくと鳴き声で教えてくれるので難易度は低め。
ストーリーや背景説明は一切なし、日本語未翻訳だがボーナスカード以外はテキストがないので攻略に支障はない。大型マップ1、小マップ6、人間探し1面の合計8ステージ、クリアには1時間半ほど。お手軽でテンポの良い猫探しを楽しみたい人におすすめ。
異彩の天才科学者テスラが遺した研究施設を探索し、過去の出来事を紐解くパズルアドベンチャー。クリック&ドラッグで奇妙な装置を調べていくThe Room系のからくりパズル。レトロで謎めいた機械が居並ぶ廃工場が精細に描画される。移動も含め操作はマウスクリック&ドラッグで動作は軽快。
ゲームの難易度はやや高め、とにかくわかりにくい箇所が多い。同じような機械が並ぶため何処を調べればよいのか、入手したアイテムを何に使うのか、パズルをどう揃えればいいのか。マップが広い割に誘導が悪く手がかりも少なめ、迷うことが多かった。
点在するジャーナルなどテキストは多いが日本語はなし、合間のストーリーも含め内容は理解できなかった。回想シーンではテスラを始め当時のアメリカの有名人たちが多数登場するが、3D描画の割にアニメーションは一切なく面白みにかける。
ヒント機能はあるが目的の場所への指示がわかりにくく、文字は細かく読みにくい。パズルスキップはなし、ヒントの表示やパズルのリトライにはやや時間がかかる。解法がわからずに攻略サイトで調べた箇所も多々あった。
とにかくわかりにくさや操作の悪さが難しさの原因、手応えというよりストレスがたまった。
パズルやギミックは凝ったものが多く、からくりが動くところは見てて楽しい。話のオチも意外性があったのでストーリーがわかれば楽しいのかも。クリアには10時間強、マップは広めでボリュームは十分。
一応楽しめたので好評価とするが、ストレスフルな箇所も多かったので注意。興味がある人は日本語訳されるのを待った方が良い。
無人の研究所内を探索する脱出ゲーム。
主人公は怪しげな生体実験の被検体らしいが、特にアクションや超能力などは使えずゲーム内容は典型的な脱出ゲームとなる。画面はFPS視点、清潔で近代的だがやや単調な実験施設を彷徨う。移動速度は標準的(ダッシュ可)、動作は軽めで操作性は良好。
研究所内には十数ほどの部屋があり、鍵を開ければ自由に移動可能。部屋の広さの割に探索箇所は少なく、キーアイテムやヒントも見つけやすいので道に迷うことはないだろう。パズルはわかりにくいものも幾つかあったがヒントは近くにあり概ねわかりやすく、ヒントやリセット機能があるので難易度は低め。
日本語は機械翻訳だが意味はわかる。クリアには2時間弱、価格の割にはボリュームはやや少なめか。高め展開やストーリーが単調、背景の変化も少なく新鮮味にかける。
操作性は良好で謎解き自体は悪くないので、脱出ゲーム好きの人はセールを狙って買うのが良いかも。
入れ子構造のステージが特徴の倉庫番パズル。
小さな正方形のマップに数個のブロックが配置されたシンプルな画面。ブロックの中にもマップがあり、マップとブロックを行き来しながら多重構造のパズルを解く。
余計な情報を排除したミニマルな画面はカラフルで見やすく動作は軽快。各ステージは数分でクリア可能だが、総ステージ数は数百と膨大。私はまだ中盤だが全クリアには何十時間もかかるだろう。
操作はブロックを押すだけ、マップは小さいがクリアにはひらめきが重要。操作はいつでもアンドゥ可能、難しいステージはスキップ可能なので気軽に挑戦できる。難易度はやや高めか。
値段はやや高めだが、ミニマルなパズルが好きな人なら間違いなく楽しめる。
あらゆる物をシールに変えて冒険するお使いパズルアドベンチャー。
舞台はファンタジー風の動物たちの世界。画面はトップビューで小さなステージが連続する構造。背景やキャラはすべて手描きのシール風にコミカルに描かれる。操作はマウスとキーボードを併用、アクション要素はなく動作は軽快。
画面上の大半の物品・キャラをシールに変え手持ちのノートに保存可能。シールは好きな場所に貼り付けていつでも実体化できる。橋やハシゴを運搬したり、キャラを他の場所に連れて行ったり、太陽や雲を運んで時間や天候の変更も可能と応用範囲は広い。ただしノートは小さめで保存できるシールは少ないので頻繁な往復や工夫が必要。
動物たちとの会話から必要なアイテムを見極めシールを貼る。意外な使い方をする箇所も多くパズル要素は強め、謎解きは結構楽しめる。
日本語訳は完璧、話は子供向けで明るく癒やされるが劇的な展開はない。クリアには3時間半、値段の割には十分なボリューム。パズルと冒険をサクッと楽しみたい人におすすめ。
ではまた。
ゲーム紹介: 2025年8月 ― 2025年09月01日
こんばんは。もう9月だというのに、いつになったら涼しくなるのやら。私のガキンチョ時代は夏休みの終わりはプールで鳥肌が立つ涼しさだったのに。
さて、Win10のサポートがそろそろ切れるので我が家のPCにもWindows11を導入しました。インストールや環境の再構築はトラブルなく完了しましたが、余計な親切機能や操作感の違いに戸惑ってます。
では、いつもの先月面白かったゲームのレビューです。
暴走事故により多元宇宙へと接続してしまった研究基地から脱出するパズルアドベンチャー。重力・光・炎・放射線・運動力など様々なエネルギ-を吸収し放出するデバイスを駆使し、複雑な研究所や異世界を探索する。
半透明の幽霊?が主人公を付け狙うが出現箇所はわずか。ジャンプスケアはなく死体や流血などホラー要素は弱め。戦闘はボス戦のみ、探索とパズルがメインとなる。
FPS視点の画面は高精細ではないが、無機質な研究所や奇妙な異世界や悪夢世界など背景はよく作り込まれている。薄暗い箇所は少なくて見やすく動作は軽め。
主人公の移動速度はそこそこ速いがダッシュはなし。ジャンプ力は低く異世界でのパルクールはやや苦労した。怪物は動きは遅いが倒すことはできず、狭く複雑な通路では自由に逃げることもできない。出現パターンは固定なので死に覚えで対処するしかない。恐怖感よりイライラが募る。
研究所などマップ構造はかなり複雑。デバイスでしか開けられない扉、ワープポータルや無限ループなどが多数あり、ルート探索がゲームの肝と言える。キーアイテムやエネルギーポイントなどを見落とししやすいので探索は慎重に。
セーブはチェックポイント式、こまめにセーブされるし過去の履歴からもロードできるので死にやすいがリトライは楽。マルチエンディングも周回プレイせずに見れる。
日本語訳はなし、英文テキスト量はかなり多め。重要なヒントが台詞や端末のメールログにかかれていたりするが読解は困難。私は早々にストーリーの理解を諦め、謎解きのいくつかは攻略サイトのお世話になった。クリアには9時間かかった。
ホラー要素は薄いがSF的な世界の作り込みは(インディーにしては)圧巻。難易度はやや高め、手応えのある探索を楽しみたい人におすすめ。
小さな研究所内でただごみ捨てを繰り返すパズル?ゲーム。
最初は1つのゴミを拾ってゴミ箱に放り込むだけだが、徐々にスケールアップ。ゴミの数が増えたり、ゴミ箱への通路が妨害されたりとだんだんと難しくなる。最後は研究所を飛び出し、奇妙でバラエティ豊かなステージが楽しめる。
FPS視点の研究所は狭いがそこそこリアル、ステージは狭く動作は軽め。操作性にはやや難あり、特にジャンプアクションは視点が安定せず難しい。謎解きなどパズル要素は比較的簡単。
雰囲気やナレーションは明るく他のゲームのパロディ多め、環境問題などの啓蒙的な押しつけは一切ない。日本語は機械翻訳だが意味は十分わかる。ステージ数は十数個、1時間ほどでクリア可能。
少人数で制作したネタゲーだが、安価な割に内容は充実。次々に移り変わるダイナミックな展開が楽しい。息抜きがてら不思議なゴミ捨て体験を楽しもう。
デフォルメされた動物たちがかわいいアイテム探し。
アイドメトリックで描かれる小さな森や街中で動物や小さなアイテムを探す。ステージは拡大縮小や昼夜の変化が可能。
画面上のアイテムは全て自由に移動可能で、動物をクリックすると表情が変わって楽しい。お題どおりにアイテムを配置し写真撮影するクエストもある。
各面の収集数は10個前後と少なめだが、ステージ数は30以上ありなかなかのボリューム。さらにステージを自作できるエディタ機能もあり、作成した面はオンラインで公開可能。膨大な数の自作マップが公開されているので一生遊ぶこともできそう。
エディタやオンライン要素抜きでクリアには5時間かかった。動物たちに癒やされながらのんびりとアイテム探しを楽しもう。
重力を操るPortal系3Dパズルアドベンチャー。
主人公の持つデバイスは撃った面に重力を発生させる。天井でも壁面でも、撃った場所が即座に足下になり画面が回転する。
舞台は狭いながらも立体的な無人の研究所。全てのキューブを床や天井に配置されたスイッチに同時に乗せて脱出する。キューブが落下しないよう考えながら重力方向を変更する。
画面はローポリのFPS視点、色調を抑えた石壁の研究所は神殿のようにも見える。背景に暗所や遺骸などホラー要素はなく清潔感があり見やすい。日本語訳はないが特に複雑なストーリー展開はなく、背景説明のログは読み飛ばしても一切問題はない。
戦闘要素やシビアなタイミングアクションは無いが、目まぐるしく回転する画面は忙しく方向感覚を見失いやすい。難易度は標準的、1ステージも短いのでパズルを自分のペースで楽しめる。ステージ数は20以上、クリアには4時間かかった。
立体的なパズルを楽しみたい人におすすめの佳作。
奇妙な惑星を探索し、あらゆる物体を片っ端から登録していくアイテム収集アドベンチャー。
狐の主人公ピロの持つホロブックは物体をスキャンしてステッカーを作成する百科辞典。周囲のあらゆる物を収集し辞典を埋めるのがゲームの目的、スキャンビームを撒き散らしながら進んでいくこととなるだろう。
視点はアイソメトリックビュー、手書きで描かれたバラエティ豊かな惑星は美しい。デフォルメされた不思議な生物はちょこちょこ動いて可愛らしい。
操作はジョイパッド推奨、動作は軽快。舞台となる惑星は全6個、探索範囲は狭いがパズルを解かないと先に進めない箇所もあり。砂漠のパズルがちょっと手こずるが難易度は概ね低め。戦闘やアクション要素はない。
日本語訳はほぼ完璧。登場人物は少なくストーリーは軽めであっさり、シリアスな展開や盛り上がりもなく3時間半でゲームはクリアできた。探索というよりは散歩のような印象。
お気軽な探索を楽しみたい人におすすめの佳作。
ゲームのテストプレイをしながらオフィスビルを彷徨うウォーキングシム。傑作ゲームThe Stanley Parableによく似たナラティブ主体のゲーム。
舞台はローポリで描かれた無人のオフィス。ゲームの主人公としてテストプレイしながら、開発者があなたに話しかけてくる。日本語訳はないが英文は比較的短く簡単な内容なのでストーリーの理解はさほど難しくないだろう。
1プレイは10分程度。しかし周回プレイの度にオフィスは少しずつ変化、新たな分岐が発生する。メタな会話とどこまでが現実か演出かわからなくなる物語、ダイナミックな演出で描かれるエンディングは10以上と価格の割になかなかのボリューム。全てのエンディングを見て(と思われる)クリアには4時間かかった。
日本語訳がないのが残念だが、軽快な動作と軽妙でテンポの良い演出で周回プレイが楽しめる。
シンプルな立体ピクロス(ノノグラム)ゲーム第2弾。立方体の各面に書かれた数字をヒントに、ブロックを塗りつぶし・消去して図形を浮かび上がらせる定番パズルの3D版。
PCならではの特徴を活かして回転・拡大が自在、ドラッグでの一括塗りつぶし・消去やマルチアンドゥなど機能豊富、動作は軽快で操作性良好。日本語訳されたチュートリアルもあるので操作はすぐに覚えられる。
今作ではヒントの数字が2色になりかなり難解になったが、手軽に遊びたい場合は旧作と同じ簡単な1色モードでもプレイ可能。私はもっぱら1色モードでサクサクと楽しんでいる。
クリアには小さなパズルなら1分程度、大きく複雑なものは数十分かかる。全部で250個以上のパズルのほか、旧作のパズルの再収録が数百個、さらにSteamワークショップにも膨大なユーザーレベルが投稿されている。その気になれば何年も遊び続けられるだろう。
ではまた。
ゲーム紹介: 2025年7月 ― 2025年08月02日
こんばんは。あいかわらずクソ暑いです。真夏ですね。
ポイント&クリック式のからくりパズル第3弾。叔父から受け継いだ屋敷を探索し、隠された遺産を探る。
3Dで緻密に描かれた様々な部屋を探り、奇妙なからくりに挑む。移動も含め操作はすべてクリック&ドラッグのThe Room系パズル、動作は軽く直感的に操作できるだろう。
とにかくボリュームが圧巻、10以上のステージがありクリアには8時間以上かかった。
キーアイテムやヒントなどの探索要素はわかりやすい。ゲームの大半はバリエーション豊かで見た目も豪華なミニパズルへの挑戦となる。難易度は簡単なものもあれば異様に難しく面倒なものもあり。パズルのルールは日本語で詳しく解説され、スキップしてもペナルティは一切ない(実績も取れる)。
日本語テキストは機械翻訳、言い回しが少々変だが意味は十分に理解できる。パズルの難易度はやや高めだがヒントやスキップが使い放題の親切設計なので問題はないだろう。
パズルや謎解きにどっぷりと浸かりたい人におすすめ。
現金をひたすら洗うシミュレータ。いわゆる資金洗浄ではなく、名の通り札束をじゃぶじゃぶ洗濯するだけのシム。
無人の作業場に閉じ込められた記憶喪失の主人公。依頼を受け泥まみれの汚れた札束を洗濯し、通貨ごとに綺麗に分類し束ねて箱詰めして送り返すのが一連の流れ。
メインキャンペーンは主人公の過去を探りつつお金を貯めるのが目的。日本語訳はほぼ完璧、初回クリアには30時間かかった。戦闘要素や劇的な展開はないがシークレット探索などもあってそこそこ楽しい。エンディングは2種、両方見るには2周プレイ必須。
キャンペーン以外に自動生成のランダムミッションがあり、その気になればいくらでもゲームが続けられる。最初はチマチマした手作業だがレベルアップして高性能な道具を揃えればかなり効率化できて爽快。時間制限はあるが失敗してもペナルティはなく、運転資金も無理なく稼げるため難易度は低め。
FPS視点で動作は比較的軽めだが、何十万枚もの紙幣が散乱するとさすがに重くなる。こまめな整理整頓が必要だろう。
今後も新ミッションや機器類の追加など継続した更新が予定されている。作業シムが好きな人なら間違いなくハマるだろう。
猫が主人公のアクションRPG第3弾。主人公は海賊、島々を航海し伝説の財宝を求めダンジョンに挑む。前作とのストーリーの繋がりはないため今作からでも問題なく遊べる。
紙に描かれた地図のようなマップ上をデフォルメされた猫がちょこちょこ走る独特の2.5D視点。今作では一部ダンジョンが横スクロールになった。
戦闘はアクション、タイミングよくロール回避すれば大半の敵は楽に倒せる。敵のレベルが表示されるし魔法はクールダウン式で使い放題。序盤で入手できる船は装備で強化可能、大砲は強力だしダメージは自動回復するので使い勝手も良い。操作はジョイパッド推奨。
メインクエストの謎解きは簡単なので総じて難易度は低め。前作よりもボリュームが減りクエストのひねりもなく簡単になった印象。物語は淡々として暗い要素も少なくなり、10時間程度であっさりとエンディングとなる。日本語訳は一部機械翻訳っぽいものの概ね問題はない。
やや物足りなさも感じるが、可愛い絵柄でお気楽に冒険が楽しめる佳作。
視差を活かした立体迷路パズル第3弾、今作は灯台守の物語。
ゲームシステムは従来のシリーズと同じ、通路を回転やスライドさせ細い通路をつなぎゴールを目指す。難易度は従来より下がったかも。
あいかわらずアートワークや雰囲気は素晴らしく、従来に比べ背景はよりリッチになり大胆な画面の変化を楽しめる。
ボリュームは今までより少なめ、全10章で2時間もかからずクリアできてしまう。アプリでリリース済みの11章はまだ実装されていない(今冬追加予定とのこと)。価格もやや高めなので、思い入れがなければ新章のリリースやセールを待った方が良いかも。
パズルやアートワークは文句のない完成度、美しい世界に心ゆくまで浸ろう。
ファンタジーな夢の世界を探索するアドベンチャー。戦闘要素はなし、お使いやアイテム収集をしながらフィールドを探索する。
画面はデフォルメされたローポリの見下ろし型、自然豊かな背景はカラフルで見やすく動作は軽め。画面回転はオート、アングルが目まぐるしく変化するので道に迷いやすい。
最初は徒歩で移動だが、ゲームが進めばグライダーや船に乗ったり壁登りで自在に移動できるようになる。舞台となる島は狭いが高低差があり地形は複雑、目標指示など親切なレーダーマップはない。精細なジャンプが必要なためゲームパッドでの操作を推奨。
ダンジョンではスイッチギミックや魔法を駆使して敵を排除するパズルに挑戦。アクション要素はなく難易度は低め、チェックポイント式なのでちょっとの試行錯誤で簡単にクリアできるだろう。
日本語訳はなし、会話の英文テキストは多めだがクエストや重要情報はジャーナルに記録されるので見落としても安心。単純なストーリーなので画面を見ればやっていることは何となく分かる。
収集などで道に迷うこともあったが行き詰まることはなく5時間でクリアできた。日本語訳がないのが残念だが明るい雰囲気で気軽に楽しめる。
迷路を探索しながら過去の日々を振り返るパズル。
背景は手書きの一枚絵で描かれた小さな家。転居を前に荷物を整理しながら過去の日々を回想していく。
画面は迷路と部屋に左右分割され、カーソルで迷路を移動しながらアイテムを探していく。右画面でアイテムをクリックすると拡大表示され思い出が語られていく。移動速度はやや遅め。
日本語訳はなし、英文テキストは結構長く内容の理解にはそれなりの英語力が必要。背景やタイトルメニューは一部中文のままでわかりにくい箇所もあった。絵を眺めるだけでもおぼろげに内容はつかめるし、モノトーンの絵柄は見ていて癒やされる。
パズル要素はほとんどなく、クリック箇所も見つけやすいので難易度は低く詰まることはない。クリアには2時間かかった。
パズルよりも文章や雰囲気を楽しむゲーム。日本語訳がないのが残念だ。
研究所内を探索するポイント&クリック式の脱出ゲーム。
画面はFPS視点で動作は軽く操作性は良好。研究所は小さな部屋が無数に続き、各部屋に数個のミニパズルが散りばめられている。パズルは比較的簡単なものが多く、近くにヒントのメモがあったりするので難易度は低め。
日本語訳はないがメモの英文は簡潔でわかりやすいので中学生程度の英語力でも攻略可能。ストーリーは簡単な背景説明のみ、盛り上がることもなくエンディングもあっさり。アクションやホラー要素はなく純粋に謎解きが楽しめる。
全10面のステージクリア式、クリアには2時間弱かかった。同じような景色が延々と続くので飽きやすいが、ボリュームは少ないので少しずつ進めていくには丁度よい。サクッと終わるオーソドックスな脱出ゲームが好きな人におすすめ。
魔法使いの塔を高く築き上げ、天頂を目指す放置系クリッカー。モノトーンのドット絵の画面が特徴、シンプルで見やすい。
クリックで資金を貯め労働者を雇い、資源を増やし塔や研究室などを建築する。クリックせず放置していても自動で資金が稼げるシステムで、急ぐ場合はマウス押しっぱなしで加速も可能。放置系だが序盤~中盤は猛烈な勢いで資金が貯まるので操作は結構忙しい。
初回は成長はゆっくりめで最終目標到達は膨大な時間がかかる。セッション終了時にパワーアップを持ち越せるパークシステムがあるので、適当なところで中断し何度か周回プレイを繰り返すこととなるだろう。私は60時間ほどでエンディングに到達した。
日本語はないが必要最小限の簡単な英語ばかりで迷うこともないだろう。難易度は低く適当に遊んでても何とかなるので、他のことをしながらの放置プレイがおすすめ。
この他にも、以前紹介したCar Mechanic Simulator 2021、Crime Scene Cleaner、ハウスフリッパー2、Ship Graveyard Simulator 2、Diorama Builderなどお気に入りのゲームに大型アップデートやDLCが相次いで追加。先月はかなり充実したゲーム日和となりました。
ではまた。
ゲーム紹介: 2025年6月 その2 ― 2025年07月07日
こんばんは。
キノコに侵食された世界を冒険するアクションアドベンチャー。
ゲームシステムはFPS方式、色鮮やかなファンタジー世界がローポリで描かれる。動作は軽快、主人公の移動速度もかなり速いのでオーバーランに注意。
戦闘はおまけ程度、手がかりを求め世界を探索するのがメイン。マップは広くはないが複雑な構造、全体マップやガイドはないため道に迷いやすい。ダンジョンは簡単なパズルやトラップ避けのアクションが中心。謎解きやアクションの難易度は低く、任意にセーブも可能なので詰まることはない。
戦闘は剣での接近戦と遠距離の拳銃の使い分け。敵はすべてキノコ、数は少なくリスポーンはしない。銃弾は貴重なので剣戟がメインだが敵の動きは意外と機敏。一体ずつ慎重に倒していこう。経験値の概念はなく敵がアイテムを落とすこともない。
日本語訳はないが英文は簡単なものばかりだしNPCとの会話もない。重要ヒントはイラスト付きでジャーナルに保存される親切設計。結構道に迷ったが5時間弱でクリアできた。
背景は絵本のような明るい雰囲気だが、冒険は孤独に淡々と進む。難易度は低めなのでお手軽に冒険を楽しみたい人におすすめ。
ひたすら弓矢で的を射るだけの無料クリッカー。色調を抑えたドット絵の画面が特徴。
マウスを連打しなくても操作可能で、パワーアップのテンポが速く爽快。自動化されサクサクと強化されていくのは見てて楽しく、シンプルながら止め時が難しい。
1時間ほどでクリア可能とボリュームは少ないが、リラックスしながら十二分に遊べる。
ステージ上に方向転換やジャンプなどのパネルを配置し、自動車をゴールまで誘導するパズル。主人公はウサギの郵便配達、マップ上に散らばる手紙を回収してゴールの家に送り届ける。
アイソメトリックに描かれたカラフルなステージは見やすく、デフォルメされたチョロQみたいな車もかわいい。ステージは小さくルールは簡単で誰にでもとっつきやすい。
日本語訳はほぼ完璧。ストーリーらしきものは特にない。
序盤はサクサクと進むが後半はなかなかの難易度。ステージは全100面。最短及び最長手順でクリアするとボーナスがあるので、実績全回収には実質2週以上することになる。終盤は攻略サイトのお世話になりながら、クリアには8時間かかった。
見た目はかわいらしいがなかなか本格的なパズル。1ステージは短いので、毎日少しずづ遊ぶのが良いかも。
写真を撮りながら母との思い出を追憶するパズルアドベンチャー。
手書きのステージは移動はできないが360度見回すことが可能。部屋を見回してミニパズルを解きアイテムを集め、過去の風景を写真で再現する。
回想シーンはシームレスなジャパニメーションが流れる。日本語訳の吹き替えもほぼ完璧で、幼少の物悲しい記憶が少しづつ再現されていく。
パズルや謎解きの難易度は低めだがアイテム探しにはやや手こずった。全7ステージでクリアには5時間かかった。劇的な展開やホラー表現などは一切なし、謎解きよりもゆっくりとした雰囲気や心温まるストーリーを楽しむゲームだろう。
レーザーを反射させゴールを目指す、FPS視点のポータル系パズル。事故が発生し操作不能となった宇宙船、唯一の生存者である主人公は操縦席を目指す。
運搬可能なキューブを配置し、ステージを横切るレーザーを反射・分岐させてセンサーに照射する。数種あるキューブの性質や通過可能なフォースフィールドの切り替えなどを考えながら全てのセンサーを作動させゴールを目指す。
グラフィックは硬く精細さに欠けるが宇宙船内の雰囲気はよく出ている。日本語訳は機械翻訳だが意味はわかる。ジャーナルなどの状況説明は長いが読まなくても攻略に支障はない。
わずかな衝撃でキューブがずれるなど操作や物理演算にはやや難あり、繊細な操作が必要。ジャンプアクションはあるがシビアなタイミングや戦闘などはない。パズルの難易度はやや低めといったところ。
しかしあまりにボリューム不足。クリアには1時間強、やっとチュートリアル要素も終わりかと思ったら唐突にエンディングとなってしまった。
パズルはそこそこ面白いし雰囲気も良いがあまりに短く物足りない。日本の定価はふざけたおま値だが海外では極端に安価。しょっちゅうセールやバンドルの対象となるので興味があれば海外サイトでの購入をおすすめ。
ではまた。
ゲーム紹介: 2025年6月 その1 ― 2025年07月06日
こんばんは。今年もクソ暑いですね。気力が減退します。
安価な短編ウォーキングシミュレータのシリーズ。
自然にあふれる島や山を背景に、朽ちかけた小屋や幻想的な遺跡が点在する小道をひたすら歩くだけ。アクションやパズルなどのゲーム的な要素はほとんどない。一見オープンワールド風だが見えない壁や行けない場所が多く実質的には一本道。
日本語訳はなし、英文のナレーションは多いが字幕すらない場面も多くストーリーの把握は困難。どの作品も2時間前後であっけなく終わる。雰囲気を楽しむ作品だろう。
小さな島を山頂目指して歩く、シリーズ第一弾。2015年発売。適当な自動生成ソフトで作ったような不自然な背景、すぐにコースアウトしそうな狭い小道を延々と歩かされるなど完成度は稚拙。ナレーションが多めだが字幕はなし。
2016年発売、広大な山を山頂目指して歩く。SF要素のあるストーリーで、ルート分岐で2種のマルチエンディングとなる。道が無駄に長く、ナレーションは多いがあいかわらず字幕はない。
背景はだいぶ自然になったがレンズフレアなど視界のエフェクトが変なのが残念。
2017年発売、過去の記憶をたどりながら森や海岸を歩く。背景は美しく自然になり、ナレーションに字幕も入りこの時点でやっと水準のウォーキングシムとなった。
軽度のジャンプスケアや過去の記憶のフラッシュバックなど演出は凝っている。ただしストーリーは一本道、2時間程度で終了する。
2018年発売、歩きながら群島に隠された秘密を探る。軽度のホラー表現を含む光と闇の表現が美しく、見た目だけならw一流のウォーキングシム。
あいかわらず一本道の短いゲームだが、ストーリーは章立てで字幕も入るので遊びやすくなった。ナレーションは控えめになりより雰囲気に浸れる。
2024年発売、絵の中の様々な世界を歩くウォーキングシム。短いステージ制となり、変化に富んだ多数の幻想的な世界が楽しめる。
一本道であることに変わりはないが、狐が誘導してくれたりちょっとした隠しメッセージがあるなど飽きさせないよう工夫は感じる。ナレーションは最低限になり没入感が増した。
マンションの部屋に隠れた猫を探すアイテム探しゲーム。以前紹介したDevcat社の最新作で、一作目によく似た小さなビルが舞台。
背景は手書き、部屋ごとに音楽・筋トレ・ホラー・レトロゲームなど様々なテーマで統一されている。映画やアニメ、他のゲームのパロディが多めで楽しい。
ヒントは使い放題で難易度は低め、気軽に楽しめる。ステージ数は30以上、各部屋毎にミニゲームもあってなかなかのボリューム。日本語訳もほぼ完璧。クリアには3時間かかった。
猫への深い愛情を感じる、パロディの楽しい猫探しゲームの傑作。
ブラジルのリオを舞台にしたNukearts社の猫探しゲーム。巨大建造物と雑多で賑やかな人々が手書きで描かれる。前作のようなストーリー仕立ての大作ではなく、今作はシンプルな猫探しのみで全8面。
猫を見つけた場所には色がつきカラフル、猫に近づくと鳴き声あり、ヒントは制限付きなどシステムは従来と同じ。リラックスして気軽に楽しもう。
ブロックを押して道を切り開きながら広大なマップを探索する倉庫番パズルアドベンチャー。
昔懐かしいドット絵で描かれる南海の島々は変化に富みカラフル。様々な性質を持つブロックやステージギミックを駆使して複雑な迷路を突破する。
複雑なステージは何十画面にも及び、画面端に到達すると切り替わるゼルダ方式。島々の間は亀に乗って移動可能。バリエーション豊かな島は全部で数百画面にも及ぶ広大さ。アイテムを集めることで主人公が徐々にパワーアップするメトロイドヴァニア要素もあり、隠された秘宝を求め同じマップを何度も往復することになる。
日本語訳は完璧だが背景説明や台詞は一切なし。時々起こるイベントやストーリーの解釈はプレイヤーに委ねられる。
パズルはなかなかの高難度、複雑なギミックを理解して無駄のない動きをする必要あり。操作を巻き戻すアンドゥ機能もパズルに組み込まれる複雑さ。アクション要素はないのでじっくりと試行錯誤できる。画面のあらゆる場所にパズルや秘密が隠され、1ステージに数十分かかることもざら。私は18時間プレイしているがまだゲームの中盤程度だと思われる。クリアは無理かも..
じっくりと試行錯誤できる手応えあるパズルと冒険を求める人におすすめ。
とりあえず今日はここまで。ではまた。



















































































































































































































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