ガンプラ:HGAW ガンダムDX2013年10月22日

こんばんは。

今日もガンプラネタ。
友人からもらったので、サクッと作ってみました。
HGAW「ガンダムダブルエックス」です。

ガンダムDX
「新機動世紀ガンダムX」後半の主人公機。略称は「ガンダムDX」
私は一度も見たことがないので、詳しいことはわかりませんがw
何となくでかくてゴツいイメージだったのですが、作って見たら意外と細くてコンパクトな機体でした。
どうも脳内でダン○ーガあたりとごっちゃになってるらしいw

キットはバンダイのHGAW、1/144スケール。
素組パチ組で製作期間は3日。

大きさはファーストガンダムと同じくらい、シンプルで作りやすいキットです。お値段も手頃。
でも色分けやパーツ分けは、最近のHGUCやガンダムAGEシリーズに比べて若干大雑把。細かな部分で詰めの甘さが目立ちます。

関節可動範囲は標準、たいていのポージングは難なくこなせます。
肩と背中の羽が大きくてちょっと干渉しやすいかな。

背中の大砲、サテライトキャノンはぐるっと回して両肩にセット可能。伸縮機構や肩から出るセンサーとの合体機構もあり、発射体制もきちんと再現可能。
背中の翼(サテライトシステム)、手足の放熱板(ラジエータープレート)の展開も完全再現。劇中の発射ポーズもばっちり決まります。
安定性も高く、発射ポーズでもきっちり立てます。

色分けは微妙。
無塗装でもぱっと見は問題ありませんが、頭のアンテナの赤、脚・爪先の黄色、大砲先端や銃のグレー、全身の装甲のインテーク部分の黒など細かい部分が再現されていません。
アンテナと爪先は特に目立つ部分なので、別パーツで再現してほしかったところ。
付属のカラーシールもセンサー部分と背中の翼ぐらいしかカバーしていないので、無塗装だとちょっと安っぽさが目立ちますね。

今回はアンテナの赤、爪先・脚の黄色、大砲両端や銃・機関部のグレー、装甲各部の黒など細かな部分を部分塗装で修正。
キットに思い入れがなかったので手抜き塗装、仕上がりがちょっと雑ですw
また、背中の翼と手足のプレートを金で塗装しています。プレートは黄色の成型色でもよかったのですが、金のほうが劇中のイメージに近い気がしたので。

胸のセンサーはクリアパーツの下に銀のシールで再現。のっぺりしてちょっと微妙。
劇中では機械のようなものが覗いているので、ここのセンサーはきちんと再現して欲しかったですね。

武器はライフル、シールド、サーベルが付属。サーベルの刃は幅広で迫力があります。
手首は握り拳と銃持ち手のみ。平手など表情のある手首も欲しかったところです。

細かな部分で詰めの甘いキットですが、劇中の姿をよく再現していますし、ギミックがよく出来ているので動かしてて楽しいです。
値段相応の完成度はあると思います。

以下、写真など。
ガンダムDX
正面。サテライトキャノンをたたむと意外とシンプル。
ガンダムDX
背面。翼や大砲はきちっと畳めます。
ガンダムDX
ライフル&シールド。
ガンダムDX
独特な握り手のサーベル。幅広で強そうです
ガンダムDX
サテライトキャノン発射。
ガンダムDX
胸部アップ。胸のセンサーが微妙。

以上、「ガンダムダブルエックス」でした。
ではまた。


ガンプラ:MG νガンダム Ver.Ka2013年10月19日

こんばんは。

足の痛みがなかなか治らず(原因も不明)、引きこもり気味な毎日。
おかげでプラモづくりがはかどるわw

で、今日のガンプラは
RX-93「νガンダム」Ver.Ka です。
νガンダム Ver.Ka

劇場版「逆襲のシャア」に登場する、アムロの最後の乗機。
サイコミュを備えたニュータイプ専用ガンダム。
縦横無尽に飛び回るフィン・ファンネルで無数のMSを蹴散らし、シャアと殴り合いで一騎打ち。最後は巨大なアクシズを押し返すという、まさに最強のガンダムです。
変形合体などのない、基本に立ち返ったシンプルなデザインも良いですね。

キットはバンダイのMG、1/100スケール。
製品名の「Ver.Ka」は、カトキハジメが特別にアレンジしたキット。
劇中の機体をそのまま再現するのではなく、カトキ氏ならではの兵器っぽいアレンジ、全身のマーキングなどが特徴です。

このキットはイベントで上映された短編CG映像に合わせ、ユニコーンガンダムのように装甲の一部が展開し「変身」します。
なので一部で「ユニュコーンガンダム」とか呼ばれてますがw

いつもの素組パチ組で、製作期間は5日。
大きなキットですが、装甲が展開するギミックのために細かなパーツが多いです。

関節の可動範囲は最近のMGとしては標準的、よく動きます。劇中のポーズの再現もほぼ問題なし。
指は全関節可動、様々な表情がつけられ武器の保持もばっちりのスグレモノです。
関節の保持力は標準的ですが、大きくて重いキットなので派手なポーズを長期間保持するのは難しいです。
大きい割に細身なので立ちポーズの安定性にやや難あり、フィン・ファンネルを背中に取り付けると重みで倒れかねません。ディスプレイは付属の専用のスタンドを使うのが無難です。

装甲が展開する箇所は胸・腰・手足の一部など。
装甲の一部が割れ(一部装甲は取り外し)、隙間から緑のサイコフレームが露出します。変身後は「発動モード」と呼ぶとか。
サイコフレームは透明パーツ、裏に銀のシールを貼るので光を反射してなかなか綺麗です。
ユニコーンほど派手に変形するわけではないので、変身後もシルエットは殆ど変わりません。
変形ギミックは装甲がごくわずかにスライドする程度、ロック機構もしっかりしてるので安定性は高く、触っててパーツがポロリするとかはありません。

武器はシールド、ライフル、バズーカ、それに6基のフィン・ファンネル。
ファンネルは全て独立可動、自在に連結して収納状態も再現できます。ただし連結部のロックが弱く、すぐにポロリしてしまいます。このキットの最大の弱点ですね。
ディスプレイを重視する人は、思い切って全て固定したほうがいいかもしれません。
ファンネル接続部はバックパック左だけでなく、サーベルラックと差し替えで右にも取付けることが出来ます。これで胴体両側にファンネルを取付けることも可能。
バズーカは伸縮機構を再現、かなり長いです。劇中同様背中にマウントできます。
手首と武器の両方に接続ピンがあるので、武器はしっかりホールドできます。

専用スタンドはアムロのパーソナルマークを象った台座付き。
支柱の左右にファンネル用の細いアームを取り付け可能で、ファンネル分離状態のディスプレイが可能。アームは3箇所の可動部があり、自在に角度変更できます。ただし細い割に可動軸が固めなので、取り扱いは慎重に。
もともとのキットの大きさに加えファンネルが横に大きく展開するので、かなり場所を取りますw

キットの色分けはさすがにMG、ほぼ完璧です。
外装は白い部分は一色ではなく、最近のRGのように白と薄いグレーの2色にアレンジされています。
設定画では黒い部分も濃淡2色に別れているのですが、成型色は1色のみ。付属のシールを貼れば2色の色分けも再現できますが、貼らない方が見栄えがいいと思います(貼ってもあまり目立たないし)
なので今回は色分けシールは使っていません。
部分塗装は眼の隈取などごく一部を修正したのみです。

Ver.Ka特色の全身のマーキングは水転写デカールが付属。
水転写デカールは貼るのが手間だし、トップコートをしないとすぐ剥がれてしまうので今回はごく一部しか使用しませんでした。
かわりに過去に作ったガンプラの余りのシールを使い、似たようなマーキングを再現しました。なので説明書とは結構違いますが、遠目にはわからないので気にしない方向で。
マーキングの箇所は膨大、貼り付けはかなり手間でしたw

水転写デカールは見栄えが良くて玄人受けしますが、私のようなヘタレにはやはり敷居が高いです。何よりガシガシ動かして遊ぶキットには不適、せっかくのギミックを殺すことにもなりかねません。
バンダイには、普通のシールと水転写デカールを両方入れることを是非検討して欲しいですね。

プロポーションはほぼ完璧、ディティールもVer.Kaならではの細かさで文句なし。
全身の細かなモールドやマーキングも、大きなキットなので丁度良いアクセントとなりくどさは感じません。
変身機構は劇中のイメージに比べるとやはり違和感がありますが、これはこれで格好良いと思います。
ファンネルがポロリしやすい点をのぞけば、完成度についてはほぼ文句なしです。

ただしお値段は7,000円とかなり高価。
キットにはスタンドや武器など色々付属しますが、それでもやや高すぎな気がします。ちょっとガンプラで遊んでみたいって手軽に買える値段はないですね。
内容的には現在のガンプラの最高峰に近いので、本気でガンプラを楽しみたい人におすすめw

以下、写真も色々

νガンダム Ver.Ka
正面。色分けや細かなマーキングはVer.Kaならでは。
νガンダム Ver.Ka
発動モードに変身。全身に緑のラインが走ります
νガンダム Ver.Ka
後ろから。かなりシンプルなデザイン。
νガンダム Ver.Ka
発動モード、後ろから。脚のバーニアが大きく展開。
νガンダム Ver.Ka
フル装備状態。フィン・ファンネルがマントのように見えて格好良い
νガンダム Ver.Ka
バズーカ。かなり長いです。
νガンダム Ver.Ka
サーベル。刀身は反りの入ったものと、直線上の2種が付属。
νガンダム Ver.Ka
ファンネル展開。専用スタンドで自在にディスプレイ可能
νガンダム Ver.Ka
正面アップ。緑のフレームが光を反射します。

以上、νガンダム Ver.Kaでした。
ではまた。


ガンプラ:レビュー一覧作ってみた2013年10月01日

こんばんは。

気がついたらガンプラレビューも結構な数に。
このブログは記事一覧とかが探しにくいので、過去のレビュー一覧作ってみました。
今後、ガンプラ紹介の時は一番下にこのリンクを貼っときます。


ガンプラ:MG ガンダムAGE-2 ダブルバレット2013年09月27日

こんばんは。

ここんとこ体調不良でろくに出歩くことも出来ず、
家にこもってゲームしたりプラモしたり..いつもと変わらんかw

てわけで、友人からの嫌がらせ?ガンプラ、
「ガンダムAGE-2 ダブルバレット」MG版です。
MG AGE-2ダブルバレット
ガンダムAGE中盤の主人公機。
以前作った「AGE-2 ノーマル」のバリエーションで、肩と脚が違ってます。

中身はノーマルとほとんど同じ。
なので詳しい解説は省略。
肩と膝のロックが外れやすい、バランスが悪く倒れやすいなどの弱点も同じ。
(肩のパーツは若干改良され、以前より外れにくくなりました)

素組パチ組で、製作期間は4日。
色分けもあいかわらず完璧で、脚のミサイル発射口などごく細部を部分塗装したのみ。
ノーマルでは眼の部分塗装がいまいち綺麗にならなかったので、今回は塗装ではなくシールを使用しました。

ダブルバレットの特徴である両肩のライフルは取り外して両手持ちはもちろん、取り付け位置を変えて収納したまま腕でトリガーを握ったり、専用クリアパーツに差し替えて劇中の大型ビームサーベルを再現できるなどギミックに凝っています。
さらに余剰パーツとなるAGE-2ノーマルの主翼パーツを取付可能、雑誌などで紹介された翼付きのダブルバレットを再現できます。

両肩ビームサーベルや主翼パーツなどのおまけが豊富で、大胆なポージングが楽しいキット。
大きなサーベルは置き場に困るほどの大迫力、さらにMGならではの精密なディティールで見た目もなかなか。
脆弱さを改善し、もう少し強度を高めてくれれば良かったのですが。

以下、写真色々。
MG AGE-2ダブルバレット
背面。両肩の銃は長くて迫力があります
MG AGE-2ダブルバレット
銃の接続位置をずらすことでバズーカのような持ち方も可能
MG AGE-2ダブルバレット
2丁拳銃
MG AGE-2ダブルバレット
肩の大型ビームサーベルを展開。すごい横幅です
MG AGE-2ダブルバレット
さらにおまけパーツの翼を取り付け。肩が重いw
MG AGE-2ダブルバレット
変形。やはり機首がないのでカッコ悪い。ロック機構で安定性は高いです。
MG AGE-2ダブルバレット
下面より。着陸脚もしっかり再現。
MG AGE-2ダブルバレット
ノーマルから銃を借りてきて完全武装。
MG AGE-2ダブルバレット
ドッズライフル+ダブルバレットでフルアームド形態、というらしい。

以上、MG「ガンダムAGE-2 ダブルバレット」でした。
ではまた

ガンプラ:ゾゴックと愉快な仲間たち2013年09月20日

こんばんは。
涼しくなってきましたね。
日中はまだ暑い時もあるけど、朝晩はよく眠れるようになりました。

さて、今日もガンプラネタ。
HGUC「ゾゴック」作ったので紹介します。
ついでに、以前作ったMGの水陸両用MS軍団もご紹介。
ジオン水陸両用MS軍団


MSM-08「ゾゴック」
HGUC ゾゴック

ジオンの水陸両用試作MS。
連邦本部ジャブロー基地に地中から侵攻する際、掘削用MSを護衛するために開発されたそうですが..
武器は拳とブーメランのみ、接近して格闘攻撃一本という理解不能なMS。コンセプトも狂気じみてますが、デザインも胴体に大きな目玉という子供の落書き状態。
さすがに荒唐無稽過ぎたか、ボツとなって「ガンダム」本編には未登場ですw
ですが最新の「ガンダムUC」でまさかの登場、しかもそこそこ活躍してます。こんな冗談みたいな機体にやられるGM、浮かばれないねえw

キットはバンダイのHGUC、1/144スケール。
ガンダムUC登場版の赤いカラーリングで、劇中使用したヒート剣とロケット砲も付属します。
いつもの素組パチ組で、製作期間は3日。

プロポーションはガンダムUC準拠で今風にアレンジ、設定画にもよく似ていると思います。
ファーストガンダム時の画稿に比べると大幅にアレンジされていますが、それでも格好良さが感じられないあたり、秀逸なデザインですw

色分けはほぼ完璧、足りないのはバーニア内部の黄色ぐらい。
今回はバーニア内の黄色のほか、モノアイの赤、装甲裏側にグレー、ヒート剣にクリアレッドなど細部を修正してます。
腕部とロケットの白ラインは付属のシール。ヒート剣以外は無塗装でも十分見栄えがいいです。

関節可動範囲は、水陸両用MSにしては動く方でしょう。手足の節ごとにきちんと可動するので、極端なポーズでなければ困ることはないと思います。
キットのままだと背中の動力パイプが邪魔して腰が回らないので、パイプは適当なジャンクパーツに付け替え、腰もわずかに動くようにしています。

ゾゴックならではの特殊ギミック、アームパンチの伸縮はパーツ差し替えで再現。延長用パーツは連結可能で、片腕に全部繋げば身長より長いリーチも再現できます。
頭のブーメランカッターは10個全部取り外し可能。腹のダクトは(以前は)ワイドカッター内蔵という設定でしたが、本キットには特別なギミックはありません。
手首は拳と武器握り手の2種が付属。できれば平手なんかも欲しかったところです。
HGUCでは珍しく、胴体のモノアイも(正面限定ですが)可動します。

キット化されること自体奇跡的なMSなので、キワモノ好きなら即GET。
完成度が高く、ギミックも楽しく遊び甲斐のあるキットです。
バンダイもこの調子で、もっと色んなゲテモノMSをリリースしてほしいと思います。

以下、写真色々。
HGUC ゾゴック
背面。
HGUC ゾゴック
アームパンチ。腕に専用パーツを取り付けて再現。
HGUC ゾゴック
ヒート剣。刀身はクリアレッドで塗装。透明じゃない刀身も付属します。
HGUC ゾゴック
使い捨てロケット砲、シュツルム・ファウスト。
HGUC ゾゴック
頭部?アップ。頭のカッターは取り外せます。
HGUC ゾゴック
バックパック。腰の動力パイプは曲げられるパーツ(グフのヒートロッド)に差し替え。


ここからは、だいぶ前に作ったビックリドッキリメカ、ジオン水陸両用MS軍団です。
全てMGなので、大きくて完成度も高いです。

主人公機と違い、こういうキワモノ的なMSはめったにMG化されません。大きくて価格が高くなる割にマイナーで売れませんから...
しかし、作りこみは普通の主人公機以上に凄まじく、悪役ならではの特殊なギミックや大きな体躯を活かした内部構造の再現など、普通のキットにはない魅力があります。
キワモノを少しでも売るための努力と、キット設計者の思い入れの成果でしょう。
値段はちょっと高くなるし格好良くもないですが、作ってると本当に楽しいキットばかりです。

今回紹介するのは、最初の「ガンダム」に登場した水陸両用MS3機です。


MSM-07S「シャア専用ズゴック」
MG シャア専用ズゴック

シャアが水陸両用MS部隊を率いて搭乗した機体。赤い彗星の乗機なので、当然赤く塗られています。ツノはありませんがw
アッガイ軍団とともに水中からジャブローに侵入、洞窟内でアムロや連邦MS部隊と戦いました。
残像を残して移動したり、初登場のGMを一撃で屠るなど、赤い彗星の面目躍如。逃げっぷりも鮮やかでしたw
水中でも陸上でも機敏で、しかもガンタンクの大砲も弾く重装甲。メガ粒子砲も備え、こんなでも超高性能MSだったりします。

キットは2003年発売、お値段は3,000円と今の基準からすれば安価。

プロポーションはややスマートにアレンジされています。
各関節は節々が稼働する他、肘・膝は90度可動。デザインの割にはよく動きます。
手足が若干伸縮しますが、ちょっとスッポ抜けやすいです。また、関節の保持力は微妙に弱め、派手なポージングは倒れたりしないよう慎重に。

爪は全て可動、劇場版ポスターのような4本爪も差し替えで再現できます。
残念ながら、モノアイは正面の狭い範囲でしか動きません。
胸のフィンは全て可動、目立つ関節の隙間はゴム製の蛇腹でカバーされるなど、細部のディティールもそこそこ精密。色分けももちろん完璧。

ちょっと大味な感もありますが、プロポーションは良く、大きな欠点もない佳作です。
写真色々。
MG シャア専用ズゴック
背面。手足は長いです。
MG シャア専用ズゴック
腕にはメガ粒子砲。立膝も余裕です。
MG シャア専用ズゴック
GMを串刺しにしたアイアンネイル。
MG シャア専用ズゴック
頭部?アップ。魚雷発射管があります。モノアイの動く範囲は狭め
MG シャア専用ズゴック
MGならではの、中身再現。


MSM-04「ゴッグ」
MG ゴッグ

劇中初の水陸両用MS。
動きは鈍いですが、戦車砲の雨あられやガンダムのハイパーハンマーをものともせず、ハンマーを掴んで投げ返す圧倒的な装甲とパワーを誇る機体。初登場時はガンダムを水中に引きずり込み、撃墜寸前まで追い込みました。
ま、その後の機体はやられメカに成り下がりましたがw

キットは2003年発売、お値段は3,500円。

ダルマのような丸い胴体をうまくアレンジした、なかなか力強いプロポーション。大きくて迫力があります。
胴体内はほとんど空洞なので、見た目の割に軽いですw

腕の節は全てボールジョイントでグネグネ可動、爪も各々独立に可動するので上半身のポージングは自在。
下半身はデザイン的にあまり動きませんが、劇中ポーズの再現は問題無いと思います。
腰、頭部、モノアイももちろん可動。見た目以上によく動きます。
関節隙間の蛇腹によるシーリングも再現。
胴体内の空洞を利用し、手足を胴体に引きこむギミックを搭載、亀のような巡航形態を差し替え無しで再現できます。

色分けは完璧、といいたいところですが..腹部のメガ粒子砲の突起や魚雷の色が劇中と違いグレー一色です。なのでメガ粒子砲中央だけは黄色で部分塗装しています。

完成度は高く、細部のディティールやギミックなど見るべき所も多いのですが、どうしてもデザイン的に大味な感じのするキットです。
写真色々。
MG ゴッグ
背面。シンプルなバックパック。
MG ゴッグ
怪力ながら意外と器用なアイアンネール。
MG ゴッグ
手足を縮め、巡航形態を再現。
MG ゴッグ
頭部アップ。腹にはシャワーのような拡散メガ粒子砲とミサイルを内蔵。
MG ゴッグ
中身。上半身内部は空洞です。


MSM-07「アッガイ」
MG アッガイ

一部で何故か大人気の、癒し系水陸両用MS。
ジャブロー攻略戦に先立ち、シャアに率いられ特殊部隊としてジャブロー内に侵入。GMの製造工場に爆弾を仕掛けるもガキどもに見破られ、逃亡時には(よりによって)ガンダムに遭遇しあえなく全滅します。
劇中ではなんの戦果も挙げなかった不遇のMSですが、座りポーズや洞窟にぶら下がる奇抜な動きがインパクトあったためか変に大人気。プラモもかなり売れたようです。

キットは2005年発売。お値段4,000円とちょっと高目ですが、専用スタンドや劇中のシーンを再現するエフェクトパーツなどおまけが充実してるので納得の内容です。

プロポーションは設定画より手足が太短くなり、ぬいぐるみのような印象。しかし意外と大きく、並べてみるとガンダムどころかゴッグ、ズゴックより一回り大きいかなりの巨体です。
中身もギミックがみっちり詰まっていて結構重いです。
色分けはもちろん完璧、部分塗装の必要はありません。

手足は伸縮機構を内蔵。
上腕には5個もの関節が入れ子のように内蔵され、倍ぐらいの長さまで伸縮。各部が可動するので伸ばした状態ならよく曲がります。もっとも、劇中のように身長以上の長さまで伸ばしたりは出来ませんがw
脚も股関節付近に伸縮ギミックを内蔵、膝は多重関節で180度近く可動。脚部の執拗なまでの可動範囲は、劇中の体育座りポーズの再現のため「だけ」に用意されたギミックですw

腕は右腕がアイアンネイル、左腕が魚雷ランチャーで固定され、差し替えたりはできません。
右腕の6本のネイルは各々独立して可動。さらに腕内部にネイルを収納し、スプリング内臓のギミックでボタン1つで一斉展開可能。
左腕の6発の魚雷はそれぞれ取り外し可能、エフェクトパーツで魚雷発射の噴煙を再現できます。
頭部モノアイは上下・左右に全周可動。
足裏には水中巡航時のスクリューの渦を再現したエフェクトパーツを付けられます。

巨大な胴体内部は、ザクのパーツが流用されているという設定を再現するため、フレームやジェネレータなどの内部機構がしっかり作られています。中身がみっしりなのでかなり重いですw

専用スタンドは水中巡航時のうつ伏せ体勢でもディスプレイできるしっかりした大きめのもの。
さらにアッガイの上をまたぐ、同スケールのカツ・レツ・キッカのフィギュア付属。

ギミック、ディティールに凝りまくった文句のつけようのない良キット。
キット設計者の偏愛を感じますw
てわけで写真色々。
MG アッガイ
背面。首の蛇腹がちょっとヒワイw
MG アッガイ
アイアンネイル展開。腕はこれくらいまで伸びます。
MG アッガイ
体育座り。アッガイたんカワユス
MG アッガイ
頭部アップ。頭頂部と右腕にはマシンガン、左腕には魚雷を装備。
MG アッガイ
中身。胴体や両腕の複雑な機構に注目。

長かったですがw、以上、ジオン水陸両用MS軍団でした。
ではまた~