ガンプラ:MG GMクゥエル&GM改2013年12月29日

こんばんは。

今回は今年最後の更新になるかと思います。
一年の総括めいたことを書こうかと思いましたが、それは新年の更新の時にまわして、今日はまたガンプラの話などw

やっと片付いたと思ったら、またも友人よりガンプラの山をもらいました。
クリスマスプレゼント?
というわけで、大量のGM軍団を頂いてしまったわけです。

うーむ、嬉しくないプレゼントですな
大量のガンプラ箱で部屋がいっぱい。
はやく消化しないと、プラモの箱に潰されかねない。

今日はGM軍団の第一弾、MG「GMクゥエル」です。
ついでに昔作った「GM改」もあわせて紹介。


RGM-79Q「GMクゥエル」
GMクゥエル

OVA「ガンダム0083」最終回に1シーンだけ登場する、GMの改良機。
ティターンズ結成当初の主力MSです。
性能としては初代ガンダムを超える高性能機ですが..

何しろ登場シーンが少ない。
0083では格納庫に並べられたシーンのみ、他の作品でもほんの一瞬映る程度。
こんな弩マイナーな機体を、主人公のガンダム3号機を差し置いて発売するというバンダイの暴挙、大変素敵ですw
(この2年後、ガンダム3号機も発売されました)

キットはバンダイのMG、1/100スケール。
1999年発売の、MGでもかなり初期のキットです。
いつもの素組パチ組で、製作期間は4日。
色分けが甘く部分塗装が必要な箇所が多いものの、パーツが少なくサクサクと組めたので作業は楽でした。

膝や腰回りのがっしりした、GMとは思えないほど強そうなスタイル。
黒いティターンズカラーで引き締まって見えるので格好良いです。
設定画によく似ていますが、ややヒーロー体型にアレンジされより強そうに見えます。
頭に角をつければ完全にガンダムですねw

このキットに限らず、初期のMGに共通することですが..

まず、関節可動範囲はあまり広くないです。
全関節可動は実現していますが、今のキットにある関節の引き出し機構や装甲分割などのギミックはないのでド派手なアクションポーズはできません。

各関節にはポリキャップを多用。ポリキャップ自体が小さく、ABSや特殊なプラ素材による強化もないため関節保持力は弱め。
重い武器の保持や経年劣化に弱いです。
また、ポリキャップが一部露出する箇所などもあります。

内部のメカなどは再現されず、関節の機構部や装甲裏のディティールなども基本省略。
再現するのはあくまで外観のみ、HGを大きくしたような感じです。
その分パーツも少なく、組みやすいですがw

パーツ分けも単純なので、合わせ目が目立つ箇所は多数。
きちんと塗装して仕上げる場合は合わせ目消しとか大変そうです。
細かな突起などのディティールは、他の部分と一体成型されたり省略されたりする箇所もあります。なので色分けが不十分、部分塗装は必須になります。

武器などの付属物は特に扱いがいい加減。
基本モナカ割りでディティールは今ひとつ、全体的に小さめで迫力に欠けます。
ランナー配置の都合で設定の色を無視したパーツで成形されるのも当たり前。
ですが付属武器の種類は意外に多く、値段の割にオマケは充実してたりします。

で、この「GMクゥエル」についてですが。

プロポーションは文句ないものの、部分塗装は結構な箇所になりました。
本体はカメラアイのクリアレッド、頭部バルカンの黄色、各部バーニアの赤、踵のブルーなど。
武器のGMライフルとシールド下面は、パーツ分けの都合で紫の関節色というありえない色だったので、黒やダークグレーで全面塗装しています。
その他、関節の隙間など細部を部分塗装。

シンプルで動かしやすいデザイン。重心バランスも良く、接地性は高いです。
股関節の可動範囲が狭いですが、他の関節はまあまあ動き、ひと通りのアクションポーズはできます。
手首は可動指の他、平手と握り拳が付属。銃の保持は問題ありませんが、サーベルはちょっと持ちにくいです。
付属の武器は実弾式のGMライフルと小型のビームライフル、サーベルとシールド。
特殊なギミックは一切ないシンプルな設計です。
頭部アンテナは普通のプラ製の他、柔らかい軟質素材のものが別途付属。破損しやすい部分なので予備がつくのは嬉しい配慮です。

破綻のない力強いプロポーション、表面のモールドは抑え目。外観は文句なしです。
GMにしては格好良すぎですけどw
お値段は3,000円、昔のキットにしてはちょっと高めですが、今のキットよりは大分安いので損はないと思います。


RMG-79C「GM改」
GM改

OVA「ガンダム0083」前半に登場する、いわゆる普通のGM。
連邦軍の一般パイロット用の量産機。
設定上は最初のGMをちょっと改良した程度で、一年戦争終盤から配備された機体だそうです。

キットバンダイのMG、1/100スケール。
キット名は「GM改スタンダードカラー」、発売は2002年です。
0083劇中に搭乗した機体とは色が違い、昔のGMに準じた弱っちいカラーになっています。
だいぶ前に組んだので、部分塗装はマーカー仕上げでちょっと雑。

前述のクゥエルと比較すると..
関節の可動範囲は同程度、今のキットに比べやはり見劣りします。
ただし内部フレームなど一部の箇所がABS(強化プラスチック)製、さらに主要な関節はボルト締めで保持力の調節が可能など、キットの強度は格段に上がっています。
またパーツ分けが合理的になり細部のディティールは精度が上がりましたが、その分細かなパーツが増えています。
色分けは、パーツの都合による成型色がおかしい部分はなくなり、無塗装でも破綻はありません。ただし細部はやはり再現しきれていません。

このキットは内部が「ガンダムVer.Ka」とほとんど同じで、下半身は関節のシリンダーやスライド機構など中身がバッチリ再現されています。
上半身はコアブロックのように分離可能。ただしコアファイターは付属しません。
関節可動範囲は上述のクゥエルとほぼ同様、股関節も若干広くなった程度。ひと通りのアクションは出来ますが派手なポーズは苦手。

全体のプロポーションはマッシブなヒーロー体型。
力強い体型の割に、腰や膝は突起が少なくGMならではのひょろっとした外観。
ガンダムと初代GMのちょうど中間みたいな体型で、強いのか弱いのかわからない微妙なデザインが面白いです。

スタンダードカラーなので機体色はGM特有のライトブルー、胸はレッド。いかにもやられメカといったシンプルさw
色分けはまあまあですが、瞳のバイザーはなぜか無色透明。
製作当時はクリアグリーンの塗料を持ってなかったので、バイザー下のフレーム部分を緑で塗装しごまかしています。
その他、肩やバックパックのバーニア内側を赤で塗装。マーカー塗りなので仕上がりが今一です。

付属の武器はGMライフル、ビームスプレーガン、サーベルとシールド。
ライフルは組み換え式で狙撃用のロングライフルにすることも可能(上の画像がロングライフル)。長くてなかなかの迫力ですが、本体の可動範囲が狭いのでちょっと持ちにくいです。
スプレーガンとライフルは腰にマウントすることも可能。
手首は可動指のみですが、武器の保持は特に問題無いと思います。

弱点こそないものの、特徴にも欠けるキット。
お値段は2,500円と安いので、GMが好きな人ならオススメ。


以下、写真など。
GMクゥエル&GM改
正面。左がシンプルなGM改、右はよりマッシブなクゥエル。
GMクゥエル&GM改
背面。サーベル位置やバーニア配置などに特徴が出ます。
GMクゥエル&GM改
GMライフル装備。
GMクゥエル&GM改
スプレーガン&ビームライフル。小さくて弱そうですw

以上、MG「GMクゥエル」&「GM改」でした。

では皆様、良いお年を。


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