Close to the Sun2021年02月01日

こんばんは。

まだ寒いのに、最近はうかつに風邪もひけないですね。体調管理には注意ですよ。
あんましお出かけできないので、今日もゲームレビューです。



Close to the Sun
優秀な科学者を集め航海を続ける、超巨大船ヘリオス号。妹からの招待に応じ、女性記者ローズは異変の発生する船へと乗り込むが..

巨大な船内を探索するホラーアドベンチャー。
無線通信を頼りに複雑な船内を探索し、時に怪物に追われながら謎を解いていきます。
リリースは2019年ですがEpicで一年間の時限独占、あげくに無料配布までされました。Steamで購入解禁となった頃にはすっかり話題性も薄れ最近じゃセールの常連となった不遇のタイトルですw

FPS視点で描かれる船内は、19世紀末の豪華客船にスチームパンクをミックスしたような壮麗な光景。しかし薄暗く死体が散乱した場面も多く、その対比が独特の世界観を際立たせます。
背景はなかなかに綺麗で迫力もありますが画面がやや暗め。景観を楽しむにはガンマを明るめに調整するのがオススメ。
背景に対して人体や怪物の描写は今ひとつ。頑張ってはいますが動きや表現がちょっと迫力にかける感じ。おかげでグロさはあんまし気にならないけどw

ホラーらしく、所々で殺人鬼や怪物に追われるシーンが発生します。
しかし背後から迫る怪物を見る余裕はなく、また主人公は逃げる気ないのかと思うほど動きが遅め。結果として迫力にかけ恐怖感は薄め、作業をやらされてるような感じ。
逃走シーンはごく短く、ルートを間違えなければ余裕で逃げられます。隠れてやり過ごすとかアイテム使用とかの工夫もありません。
初見殺しで何度か死ぬこともありますが、リトライも容易で難度は低め。あんまし怖さもなく、ゲームを盛り上げるためのオマケ演出って感じでしょうか。

船内は複雑な構造ですが枝道は少なくほぼ一本道。必要なアイテムはごく僅か、鍵開けなどのパズル要素も簡単です。
犠牲者の遺したメッセージやメモも少なめ、攻略に必須なテキストはほぼ皆無。思わせぶりなメッセージも雰囲気作りの小道具です。
目的や重要なメッセージは全て無線で指示されるので行き詰まることはまずないでしょう。

日本語字幕は概ね完備ですが、一部テキストが未翻訳だったり表示がおかしな箇所も散見されます。ですが攻略に支障はないレベルなのでストーリーも十分把握できるでしょう。

科学者テスラの設計した奇妙な装置や謎めくフラッシュバックなどのSF的要素、豪華な船内に散乱するグロい光景など雰囲気は抜群。
しかし恐怖演出は今ひとつ、ストーリーも多くの謎を残したまま強引にまとめた感じ。
かなり力の入った作品だと思うのですが、細かな部分で詰めが甘い感じ。色々と惜しい佳作ですね。
クリアにかかった時間は7時間でした。

丁寧に作り込まれているので、セールやバンドルで安価で購入すればまず損はないでしょう。ホラー要素はやや弱目ですが、(グロとか平気なら)雰囲気はなかなか良い佳作です。
Close to the Sun

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ではまた。

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