ガンプラ:大怪獣ダナジン ― 2013年12月03日
こんばんは。
何やらここんとこガンプラ三昧の毎日。
不思議なことに、作っても作っても減らない気がw
作るのは楽しいけど、さすがに置き場所に困りますな。
で、今日のネタはこれ。
怪獣型MS「ダナジン」です。
ガンダムAGE後半に登場するヴェイガンのMS。
ひと目で悪役と分かる、子供受けしそうなわかりやすいデザインです。
こういう突き抜けたデザインのメカは好みなので、もっと色々キット化して欲しいです。
主人公級の格好良い機体は食傷気味ですしw
キットはバンダイのHG、1/144スケール。
いつもの素組パチ組、製作期間は2日。
キットのパーツ分けや色分けが合理的で、手持ち武器とか面倒くさい作業が無かったのでサクサクと組めました。
プロポーションは設定画によく似ていると思います。
太く長い首や尻尾、がに股でどっしりした下半身など恐竜っぽい体型をよく再現しています。
身長は普通ですが、尻尾と翼のサイズがでかいのでMG並の迫力があります。
関節の可動範囲は標準といったところ。
胴体や尻尾にはいくつも関節があり、体のひねりなど独特の怪獣っぽいポーズが再現可能。
首の上下方向への可動範囲がもう少し広ければ、さらに怪獣っぽさが増して最高なのですが。
尻尾は特に可動範囲が広く、尻尾の先を正面に回すこともできます。
翼も節々に関節があり、羽ばたくような動きをつけられます。
体が縦に長いので、尻尾を地面につけて3点で空を支えないと自立は出来ません。
飛行形態への変形も可能。
といっても踵をのばし、耳を専用パーツに差し替える程度のお気軽変形です。
武器の類は一切付属しません。
手首は爪を立てた怪獣っぽい手首と、ヴェイガンMS共通の平手の2種が付属。
平手のビームバルカンはサーベルになる設定ですが、残念ながらサーベル刀身は付属しません。
また口のビームサーベルは再現されていません。
ほとんど1色の機体なので色分けはほぼ完璧。部分塗装は踵などごく細部の修正のみです。
眼のラインと腰のセンサーは付属のシールを使用しました。
些細な不満はありますが、キット自体の完成度はなかなか良好。
しかしどう見ても怪獣、とてもリアルロボットには見えませんねw
人気があるのか流通量が少なすぎたのか、他のAGEの悪役MSは投げ売りされているのにこのダナジンだけは品薄でプレミア状態です。
今後もこんなイロモノがキット化される機会は少ないでしょう。興味がある人は、見かけたら即GETですよ。
写真も色々
正面。独特の怪獣体型。
背面。体の節々に関節多数
怪獣といえばやはり雄叫び。
サーベルを構える。サーベル刃は他キットからの流用です
正面アップ。ヴェイガンならではの線目です
飛行形態。耳がカバーとなって顔を覆います
ガンプラ:MG ギラ・ドーガ&リ・ガズィ ― 2013年12月06日
こんばんは。
今日も引き続き?ガンプラネタ。
積んどかないで、きちんと消化しとかないとね。
今回は劇場版「逆襲のシャア」より、
「ギラ・ドーガ」&「リ・ガズィ」です。
AMS-119「ギラ・ドーガ」
逆襲のシャアに登場、ネオ・ジオンの量産型MSです。
ZやZZのド派手なビックリドッキリメカと違い、いかにも量産機といったシンプルさ、悪役らしいミリタリーな色合いやデザインが好みです。
まあ名も無き一般兵の機体、活躍シーンは派手にやられるところ位なんですがw
キットはバンダイのMG、1/100スケール。
素組パチ組で製作期間は4日。
劇中のどっしりした体型を再現した力強いプロポーション。ザクに荷物をたくさん背負わせたみたいな感じ。
ファーストガンダムに比べUC90年台の機体は一回り大きく、特にこの機体は横幅があるのでかなり大柄。かなりの迫力です。
外装の余計なモールドやアレンジは無くアニメ準拠ですが、内部はかなり凝ったフレームを再現。
基本的な構造は「マラサイ」とよく似ており、関節可動範囲などもほぼ同等。
最近のMGならではの広い可動範囲、極端に広いわけではないですがよく動き大抵のポージングは自在。
保持力は標準的ですが、機体が大きい分各部が重いので長時間のポーズ保持は厳しいです。
足は大きく安定性はありますが、背中のバックパックが重いので重心が後ろに寄りがち。
全身の動力パイプは柔らかいゴム製。
ちょっと外れやすいですが、直接触れなければ問題ありません。
頭部モノアイは別売りのLEDユニットで発光可能。
指は親指以外を差し替える方式。造形は良いですが武器の保持力は若干不足気味。
各指が可動し自由な表情を付けられる平手も付属します。
特別なギミックはありませんが、抑えるべきところはしっかり抑えています。
頭部は角のついた隊長機仕様に差し替え可能。
銃は一般兵用と隊長機用の2種が付属。
左腕のシールドは自在な角度変更、中央での折れ曲がりなども再現。シールド裏には4本のシュツルムファウストを搭載。
シールドは大きく重いので保持力がちょっと心配です。
ビームソードアックスは2種の柄、3種のビーム刃が付属。サーベル・アックス・ピック状態をそれぞれ再現可能です。
色分けはMGらしくほぼ完璧。
足裏や首筋のバーニア内側など一部色の足りない部分もありますが、普通には見えないところなので無塗装でも問題ありません。
今回はこのバーニアを部分塗装。その他アレンジとして、手足のシリンダーにメタリックグレイを、シュツルムファウストの弾頭は赤一色だとオモチャっぽいのでフィールドグレイで塗装してます。
文句のつけようのない完成度の高いキット。
量産機としては強そうすぎな感じもしますがw
大きいので値段もそれなりにしますが、作って損はないと思います。
写真も色々。
正面。武器がなければちょっとスマート
背面。バックパックが大きくなかなかの重装備。
ビームマシンガン。ゴツくてなかなかの迫力。
角をつけて隊長機仕様。武器は小型のビームライフル。
使い捨てロケット、シュツルムファウスト
ビームアックス&サーベル
RGZ-91「リ・ガズィ」
「逆襲のシャア」序盤に登場する、Zガンダムの廉価版。
自力で変形はできず、オプションのBWS(バックウェポンシステム)を背負うことで戦闘機形態になります。
劇中ではネオ・ジオンの新鋭機に圧倒されボコられるなど、νガンダム登場までの繋ぎ扱いで良いところなし。デザインも強いのか弱いのか中途半端な感じw
キットはMG、1/100スケール。
2001年発売とちょっと古めで、現行のキットに比べると見劣りするところ多数。
合体機構はもちろん完全再現、大きめのMS本体とBWSのセットなのでボリュームはかなりのものです。
製作は素組パチ組、部分塗装はマーカーでちょっと手抜きです。
MSのプロポーションは頭でっかちで、今ひとつスマートさに欠けます。
Zからシャープさを排除したような、微妙に弱そうな雰囲気。
外見上の手抜きや特殊なアレンジはなく、アニメのイメージをそれなりに再現してると思います。
現行のキットに比べると、細部のディティールが省略されがちで見劣りします。
当時のMGでは内部フレームは再現されず、可動部にはポリキャップが多用されます。
ポリキャップは現行キットより小さめで関節保持力は弱め。
可動範囲もあまり広くなく、特に股間と膝は可変機構の関係であまり動かないので派手なポージングは苦手です。
BWSとの合体のために、肩・膝・股間に可変ギミックを搭載。
腕のグレネード、バックパックのサーベルラックや補助翼も再現されています。
付属の銃は(設定通りですが)小さめでオモチャみたいです。
ここはアレンジして迫力のある長い銃にしてほしかったところ。
サーベルは幅広のビーム刃が2本付属。
機体色はGMのようなライトブルー、弱々しさを強調しています。
バーニア内部なども別パーツで再現され、当時としては色分けは頑張っています。
でもバーニア中央部や機体各部の穴など色が足りない部分も多く、きちんと作るには部分塗装は必須。
BWSは、劇中のイメージによく似たなかなかのデザイン。
特に主翼の厚みやモールドなどの造形は素晴らしいです。色分けもほぼ完璧。
裏面は機械部などは特に再現されておらずちょいと手抜きw
合体機構は肩にかぶさるカバーとジョイントのみです。
合体にはBWS内臓のジョイントを肩に接続、シールド裏には姿勢保持用のアタッチメントを取り付けて固定。かなりの大きさになります。
MS本体は肩・膝・爪先を折りたたみます。
劇中の姿に比べ、BWSとMSの間の隙間が大きく一体感が感じられません。
側面から見ると頭や腕がモロに露出してしまい、格好わるいです。
合体用アタッチメントも若干保持力不足、脚がぶらぶらして姿勢が安定しません。
専用の簡易なスタンドが付属しますが、上に載せるだけなので合体時の巨体を支えるには力不足、グラグラして使い物になりません。
しかし古いキットなので別売りのアクションベースを使うことも出来ず、合体状態でディスプレイするのは難しいです。
大きな弱点こそないものの、色々な部分で中途半端さが目立つちょっと残念なキット。
しかしながらお値段は4千円、前述のギラ・ドーガや他のキットに比べると大ボリュームの割に安価でお買い得。
オススメとは言いませんが、興味がある人は買っても損はしないかも。
以下、写真色々。
正面。強いんだか弱いんだか微妙なデザイン
ビームライフルはちょっと小さめ。
背面
ライフルを構える
アップで。サーベルは幅広
BWSと合体。
後ろから。かなりの大きさ。
ガンプラ:MG GMクゥエル&GM改 ― 2013年12月29日
こんばんは。
今回は今年最後の更新になるかと思います。
一年の総括めいたことを書こうかと思いましたが、それは新年の更新の時にまわして、今日はまたガンプラの話などw
やっと片付いたと思ったら、またも友人よりガンプラの山をもらいました。
クリスマスプレゼント?
というわけで、大量のGM軍団を頂いてしまったわけです。
うーむ、嬉しくないプレゼントですな
大量のガンプラ箱で部屋がいっぱい。
はやく消化しないと、プラモの箱に潰されかねない。
今日はGM軍団の第一弾、MG「GMクゥエル」です。
ついでに昔作った「GM改」もあわせて紹介。
RGM-79Q「GMクゥエル」
OVA「ガンダム0083」最終回に1シーンだけ登場する、GMの改良機。
ティターンズ結成当初の主力MSです。
性能としては初代ガンダムを超える高性能機ですが..
何しろ登場シーンが少ない。
0083では格納庫に並べられたシーンのみ、他の作品でもほんの一瞬映る程度。
こんな弩マイナーな機体を、主人公のガンダム3号機を差し置いて発売するというバンダイの暴挙、大変素敵ですw
(この2年後、ガンダム3号機も発売されました)
キットはバンダイのMG、1/100スケール。
1999年発売の、MGでもかなり初期のキットです。
いつもの素組パチ組で、製作期間は4日。
色分けが甘く部分塗装が必要な箇所が多いものの、パーツが少なくサクサクと組めたので作業は楽でした。
膝や腰回りのがっしりした、GMとは思えないほど強そうなスタイル。
黒いティターンズカラーで引き締まって見えるので格好良いです。
設定画によく似ていますが、ややヒーロー体型にアレンジされより強そうに見えます。
頭に角をつければ完全にガンダムですねw
このキットに限らず、初期のMGに共通することですが..
まず、関節可動範囲はあまり広くないです。
全関節可動は実現していますが、今のキットにある関節の引き出し機構や装甲分割などのギミックはないのでド派手なアクションポーズはできません。
各関節にはポリキャップを多用。ポリキャップ自体が小さく、ABSや特殊なプラ素材による強化もないため関節保持力は弱め。
重い武器の保持や経年劣化に弱いです。
また、ポリキャップが一部露出する箇所などもあります。
内部のメカなどは再現されず、関節の機構部や装甲裏のディティールなども基本省略。
再現するのはあくまで外観のみ、HGを大きくしたような感じです。
その分パーツも少なく、組みやすいですがw
パーツ分けも単純なので、合わせ目が目立つ箇所は多数。
きちんと塗装して仕上げる場合は合わせ目消しとか大変そうです。
細かな突起などのディティールは、他の部分と一体成型されたり省略されたりする箇所もあります。なので色分けが不十分、部分塗装は必須になります。
武器などの付属物は特に扱いがいい加減。
基本モナカ割りでディティールは今ひとつ、全体的に小さめで迫力に欠けます。
ランナー配置の都合で設定の色を無視したパーツで成形されるのも当たり前。
ですが付属武器の種類は意外に多く、値段の割にオマケは充実してたりします。
で、この「GMクゥエル」についてですが。
プロポーションは文句ないものの、部分塗装は結構な箇所になりました。
本体はカメラアイのクリアレッド、頭部バルカンの黄色、各部バーニアの赤、踵のブルーなど。
武器のGMライフルとシールド下面は、パーツ分けの都合で紫の関節色というありえない色だったので、黒やダークグレーで全面塗装しています。
その他、関節の隙間など細部を部分塗装。
シンプルで動かしやすいデザイン。重心バランスも良く、接地性は高いです。
股関節の可動範囲が狭いですが、他の関節はまあまあ動き、ひと通りのアクションポーズはできます。
手首は可動指の他、平手と握り拳が付属。銃の保持は問題ありませんが、サーベルはちょっと持ちにくいです。
付属の武器は実弾式のGMライフルと小型のビームライフル、サーベルとシールド。
特殊なギミックは一切ないシンプルな設計です。
頭部アンテナは普通のプラ製の他、柔らかい軟質素材のものが別途付属。破損しやすい部分なので予備がつくのは嬉しい配慮です。
破綻のない力強いプロポーション、表面のモールドは抑え目。外観は文句なしです。
GMにしては格好良すぎですけどw
お値段は3,000円、昔のキットにしてはちょっと高めですが、今のキットよりは大分安いので損はないと思います。
RMG-79C「GM改」
OVA「ガンダム0083」前半に登場する、いわゆる普通のGM。
連邦軍の一般パイロット用の量産機。
設定上は最初のGMをちょっと改良した程度で、一年戦争終盤から配備された機体だそうです。
キットバンダイのMG、1/100スケール。
キット名は「GM改スタンダードカラー」、発売は2002年です。
0083劇中に搭乗した機体とは色が違い、昔のGMに準じた弱っちいカラーになっています。
だいぶ前に組んだので、部分塗装はマーカー仕上げでちょっと雑。
前述のクゥエルと比較すると..
関節の可動範囲は同程度、今のキットに比べやはり見劣りします。
ただし内部フレームなど一部の箇所がABS(強化プラスチック)製、さらに主要な関節はボルト締めで保持力の調節が可能など、キットの強度は格段に上がっています。
またパーツ分けが合理的になり細部のディティールは精度が上がりましたが、その分細かなパーツが増えています。
色分けは、パーツの都合による成型色がおかしい部分はなくなり、無塗装でも破綻はありません。ただし細部はやはり再現しきれていません。
このキットは内部が「ガンダムVer.Ka」とほとんど同じで、下半身は関節のシリンダーやスライド機構など中身がバッチリ再現されています。
上半身はコアブロックのように分離可能。ただしコアファイターは付属しません。
関節可動範囲は上述のクゥエルとほぼ同様、股関節も若干広くなった程度。ひと通りのアクションは出来ますが派手なポーズは苦手。
全体のプロポーションはマッシブなヒーロー体型。
力強い体型の割に、腰や膝は突起が少なくGMならではのひょろっとした外観。
ガンダムと初代GMのちょうど中間みたいな体型で、強いのか弱いのかわからない微妙なデザインが面白いです。
スタンダードカラーなので機体色はGM特有のライトブルー、胸はレッド。いかにもやられメカといったシンプルさw
色分けはまあまあですが、瞳のバイザーはなぜか無色透明。
製作当時はクリアグリーンの塗料を持ってなかったので、バイザー下のフレーム部分を緑で塗装しごまかしています。
その他、肩やバックパックのバーニア内側を赤で塗装。マーカー塗りなので仕上がりが今一です。
付属の武器はGMライフル、ビームスプレーガン、サーベルとシールド。
ライフルは組み換え式で狙撃用のロングライフルにすることも可能(上の画像がロングライフル)。長くてなかなかの迫力ですが、本体の可動範囲が狭いのでちょっと持ちにくいです。
スプレーガンとライフルは腰にマウントすることも可能。
手首は可動指のみですが、武器の保持は特に問題無いと思います。
弱点こそないものの、特徴にも欠けるキット。
お値段は2,500円と安いので、GMが好きな人ならオススメ。
以下、写真など。
正面。左がシンプルなGM改、右はよりマッシブなクゥエル。
背面。サーベル位置やバーニア配置などに特徴が出ます。
GMライフル装備。
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