Figment ― 2020年06月16日
悪夢に奪われた思い出を取り戻すため、渋々立ち上がった往年のヒーロー。
カラフルな精神世界を舞台にした、パズル要素強めのミュージカル風アクション・アドベンチャーです。
視点はクォータービュー。手書きの絵本のような、カラフルかつシュールな背景が特徴。ステージの至るところに仕込まれたギミックともよくマッチしてます。
登場キャラは少ないですが、台詞はコミカルで多め。さらに要所で歌い出します。ノリも明るくシリアスな展開は少なめ、雰囲気は抜群だと思います。
主人公のアクションは剣による攻撃とローリング回避のみ。ジョイパッド推奨です。ジャンプは出来ないですが、床を踏み外すことはないので安心です。
戦闘シーンは意外と多め、攻撃パターンの把握や的確な回避が重要。またステージには初見殺しの罠も多数。
アクションはゆっくりでシビアな箇所は少なめですが、反射神経だけではクリア不能な覚えゲーですね。
パズルは大掛かりで複雑、なかなか良くできています。
ステージを行ったり来たりしてアイテムを集め、的確な順序でギミックを作動。普通には取れない隠しアイテムなどもあり手応え十分。
ちょっと面倒な箇所もありますが、パズル好きならかなりハマると思います。
ステージ数は15程度、オートセーブでチェックポイントは多めなので中断も楽。プレイ時間は10時間前後、ボリュームは標準と言ったところ。
独特のシュールな雰囲気、アクションよりパズル重視など人を選ぶところもありますが、パズルが好きなら楽しめる佳作だと思います。
Soul Axiom Rebooted ― 2020年06月11日
こんばんは。
電動シェーバーが調子悪くなってきました。
昨年9月に買ったフィリップスのS5215。スイッチ入れても歯が回転しない空回り状態に。
前に使ってたフィリップス製品は10年以上も壊れず使えたので、ちょっと意外です。
で、さっそくメーカーに連絡して修理対応。
メーカーサイトのサポート受付がなかなか探しにくくて難儀しましたが、連絡後はすぐに返答があり着払いでメーカーに製品発送。なんと3日で交換品が返送されてきました。
対応が速いし費用負担も一切なし、気持ちいい対応ですね。
それにしてもなんでヒゲは元気に伸びるのか。
頭の方は薄くなる一方なのにw
さて、本日もゲーム紹介です。
記憶を失い、奇妙な空間に投げ出された主人公。多様な電脳世界に散らばった記憶を探す旅が始まります。
FPS視点の、パズル要素の強いアドベンチャー。ネオン煌めく(一昔前の)サイバーパンク風電脳空間など、変化に富んだ広大なステージが魅力です。
以前に少し紹介したSoul Axiomのリメイク版。
グラフィックは僅かに綺麗になりましたがゲーム内容は全く同じ。VRにも対応したようですが家では対応機器がないので未確認です。
主人公の能力はオブジェクトの分解、移動、破壊、それにエネルギーの誘導。動かせるオブジェクトは色が変わるのでわかりやすく、パズルはさほど難しくありません。
アクション要素は1つのミスでゲームオーバーの基本死に覚え。タイミングよりもパズル的な手順が重要で、やり方が分かればシビアな箇所は少なくリトライも容易。何度か繰り返せば誰でもクリア可能です。
ステージは密林、海岸、病院、宇宙船からネオンの電脳空間などバリエーション豊か、ステー数は30以上。広く複雑なステージも多く探索はかなりの手応え、ボリューム抜群。20~30時間はたっぷり遊べます。
ステージの合間には断片的な記憶がムービーで再現。主要キャラ3人の記憶が入り混じる中、最終的に誰を選択するかでエンディングが変わります。
字幕は全て英文ですがそんなに難しい文章はなし。またパズルは絵や記号のみで解けるので英語力はほとんど必要なしです。
グラフィックはやや古臭い感じでリアルさには欠けますが、ダイナミックで大掛かりなパズルが多く迫力はそれなり。
値段も安く、それでいてボリュームは膨大。ステージ構成もバリエーション豊か、飽きずに長時間楽しめる佳作だと思います。
Return of the Obra Dinn ― 2020年05月19日
こんばんは。
先日から歯医者に通ってます。実に20ン年ぶり。
何年か前に取れてしまった詰め物をそのまま放置してたのが原因です。
いや、最近の歯医者はきれいですね。昔の薬臭い場所とはえらい違いだわ。
さて、本日のゲーム紹介。
3年前に消息を絶った帆船オブラ・ディン号が発見される。保険調査員である主人公は単身船に乗り込み、事故の全貌を解き明かさなければならない。
黎明期のゲームのような単色モノクロ画面が目を引く、FPS視点のアドベンチャー。
推理に重点を置いたゲームで、船の乗員全員の死亡状況を探るのが目的です。アクションやパズルは一切なし、推理力と観察力が試されます。
主人公は、死亡する瞬間の状況を見ることができます。断片的なシーンや音声から死者の身元を割り出し、船上の出来事を追っていきます。
再現シーンはショッキングで迫力がありますが、得られる情報はごく僅か。難度はかなり高めです。
私は半分ぐらいしか解明できず、残りは攻略サイトのお世話になりました。
モノクロのグラフィックは非常に凝ってて良いのですが、やはり見にくい。微妙な服装の違いから人物を見分けたりはほとんど判別不能なレベル、攻略サイトで解説を見ても納得できずモヤモヤな感じですね。
超能力的なもので見てるわけですから、もう少し特徴がわかりやすく表現されてても良かったと思うのですが。
事件の全貌は解明されず、プレイヤーの考察にまかせるようなエンディング。船内の異様な光景とあいまって、いい意味で余韻を残す感じ。
総合的にみればなかなかの良作だと思いますが、もう少し難度は低くても良かったかな。
Incredible Mandy ― 2020年05月11日
思い出の少女を探し、不可思議な世界を探索する少年の物語。パズル要素の強い、TPS視点のアクション・アドベンチャーです。
主人公は剣や弓を持っていますが、戦闘はボス戦のみ。しかもアクションより弱点を探すパズル的な戦闘です。
かわりに剣や弓で電撃を発して障害物を破壊したりスイッチを作動できます。剣を幾つも地面や壁に刺し、導火線のように電撃を誘導。離れた場所のスイッチを同時に作動させ、複雑なステージギミックをクリアしていきます。
動きは機敏でジャンプだけでなく壁につかまったりもでき、立体的なステージを縦横無尽に駆け巡ります。操作はジョイパッド推奨。
アクションのシビアな箇所もありますが、チェックポイントが多くリトライが容易なので難度はさほど高くありません。アクションより、複雑なステージを読み解くひらめきが重要です。
グラフィックはあえてポリゴンらしさを強調してるらしく、あまり綺麗さはありません。その分見やすくて動作は軽め。
ステージ合間のイラストやアニメーションはジャパニメーション調。少女の淡く切ない思い出が描かれ、なかなかいい感じです。
実は購入前はTomb Raiderシリーズみたいなアクション寄りゲームだと思ったのですが、Rimeみたいな手応えのあるパズルゲームでした。
アクション要素は少なめですが、パズルにじっくりハマりたい人にはおすすめ。ボリュームもそれなりの佳作です。
A Short Hike ― 2020年05月06日
動物たちの暮らす島へとやってきた小鳥のクレア。暇つぶしにハイキングにお出かけします。
タイトル通り、ちょっとしたハイキングをするだけのアクション・アドベンチャー。島の名所である山頂目指し、寄り道しながら歩き続けます。
画面は見下ろし型、操作はジョイパッド推奨。主人公の動きはなかなか機敏で、ダッシュ・ジャンプ・クライミング・滑空などのアクションが可能。アイテムを入手すれば穴掘りや釣りなどもできます。
自然あふれるのどかな島には様々な観光スポットが点在。のんびりと住民たちと会話し、簡単なお使いを頼まれたりしつつ島を探索します。小島とはいえ徒歩で巡る島はなかなかに広く、変化に富んだ複雑なマップには様々なロケーションやアイテムが散らばっています。
まっすぐゴールを目指せば1時間もかかりませんが、住民との会話やアイテム集めなど寄り道を楽しめば何時間もかかります。
島の作り込みが圧巻、ついつい時間を忘れるほど。値段も安く、小粒ながらなかなかの傑作だと思います。
なお、絵本のような画面にはドット絵風のエフェクトがかかっています。ですが少々違和感があるのでチートコマンドでエフェクトを消去、スクリーンショットはクリアな画像にしました。↓上が本来の画質、下がエフェクトを消去したもの。
また日本語化ファイルはこのページのものを使用。見事な翻訳です。
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